13日、北京で開催された経済サミットで2008年のリーマンショック時に、「中国銀行業監督管理委員会」のトップを務めたシャン・フーリン氏がブロックチェーンの重要性についてコメントした。


シャン・フリーン氏がブロックチェーンの重要性についてコメント

シャン・フーリン氏は現在の金融システムについて「ビッグデータ、IoT、ブロックチェーン等の情報技術を利用して信用評価モデルの改善と刷新をしていくべき」と言及した。中国では厳しい仮想通貨規制が続いているが、リーマンショックを経験した当時の重要人物は、ブロックチェーンの重要性を主張している。また、中国では民間企業などの融資の際、担保をもとに貸し付けをおこなうシステムになっているが、ブロックチェーンなどを活用して成長を見込んだ融資をおこなうべきと主張した。


ビットコインの背景

今でこそ語られる機会は少なくなったが、ビットコインはそもそもリーマンショックを批判する形でサトシ・ナカモトが2008年に提唱した電子通貨だ。ビットコインが提唱された論文には、現在の中央集権的な信用モデルも批判されている。


危惧される金融危機と仮想通貨

リーマンショックから10年経った今、金融市場では再びショックが訪れるのではないかという説が流れている。今年の6月には『金持ち父さん貧乏父さん』著者、ロバート・キヨサキ氏が次の金融危機が近づいていることを警告した。実際、金融市場は10年ごとにショックを繰り返しており、1987年はブラックマンデー、1998年には米ヘッジファンドLTCM破綻といったように10年ごとにショックが訪れているのは金融市場の関係者の中で有名な話だ。キヨサキ氏は、リーマンショック以降、世界の中央銀行が行ってきた量的緩和により、次の金融危機は今まで比較できないほど大きなものになると主張している。また、同氏は、次の金融危機で仮想通貨が台頭するとも述べており、以前からビットコインを支持しているのは有名だ。フーリン氏やキヨサキ氏のいうように、仮想通貨やブロックチェーンが金融市場の道しるべとなれるだろうか。