11日の仮想通貨市場は高騰以降初めてやや大幅な調整となった。ビットコインは5%近く下落した他、アルトコインも全面安の展開となった。


11日の仮想通貨市場 2日以降の動きまとめ

ビットコインは2日に突如として急騰。一時20%を越える久しぶりの大幅な上昇を記録した。その後も、価格は上昇し続け、これまでの最高値は10日に記録した5480ドルとなっている。しかし、高値更新後価格は急落。本日未明から価格は下落する一方で、5%近い下落幅となった。アルトコインも、ビットコインに追従する形で上昇を続けていたが、本日は全面安の展開となっている。コインマーケットキャップによる市場全体の時価総額は19兆円で推移。本日の下落により、時価総額は週ベースでは下落に転じた。2日の高騰以降、非常に強い価格推移を続けていた仮想通貨市場だが、この調整の動きがどこまで継続するのかが今後の注目ポイントとなりそうだ。


11日の仮想通貨市場

本日はIMFラガルド理事長の発言が話題に。10日、CNBCのインタビューに応じた同氏は仮想通貨が既存の金融システムに大きな影響を及ぼす可能性について言及した。ラガルド氏は、最近になって銀行のビジネスモデルが変化していることを指摘(JPモルガンや三菱UFJのコイン発行など)、それが金融システムに影響を及ぼしている証拠と述べた。同時に慎重な見解も述べており、安定性を崩すのはイノベーションにはならないともコメント。ただ変革するだけでなく、規則を守る重要性を主張した。本日はこの他に、SEC(米証券取引委員会)ジェイ・クリントン委員長の発言も話題に。クリントン氏は、ワシントンで開催されたスピークカンファレンスにて、SECの規制方針として、今年仮想通貨を優先する意向を示した。また、同局の現在の規制スタンスをあらためて強調した。