ニューヨーク証券取引所の親会社ICE(インターコンチネンタル取引所)のジェフ・スプレッチャーCEOは8日、同社が立ち上げた仮想通貨プラットフォームBakktについてコメントした。


ICE(インターコンチネンタル取引所)のCEOがBakktについてコメント

8日、ICEは第4四半期(10月~12月期)の決算を発表、同社の第4四半期純売上高は過去最高の13億ドルと前年同期比で14%増加したことが明かされた。そしてCEO、ジェフ・スプレッチャー氏からは、現在業界から注目が集まっているBakktについても言及された。同氏によると、ICEはカストデイ(仮想通貨資産管理)やブロックチェーン技術を利用するために、様々な企業から問い合わせを受けているとのこと。同氏は将来的に、利用者と直接つながる新たな小売業を組み込む戦略も明かした。スプレッチャー氏はBakktに関し「壮大な賭け」とコメント、ICEの事業の中でも意気込みをみせた。また、今後新たに資金調達を行うこと、今年の後半には新たに立ち上げるインフラ構築を進めていることも明かされた。


Bakktの経緯

Bakktは昨年8月、ICEが立ち上げた新たな仮想通貨プラットフォーム。すでにマイクロソフト、スターバックスとの提携も発表されている。Bakktの中で特に注目されているのは、現物受け渡し型のビットコイン先物である。本来は1月24日にローンチされる予定であったが、米国政府機関閉鎖の影響などで延期されている状況だ。スプレッチャー氏によると、先物ローンチ日に関して「2019年前半」に発表するとのことだ。Bakktの先物は市場価格に影響を与えると指摘する専門家も多く、ファンドストラッド社アナリスト、トム・リー氏は過去コインテレグラフのインタビューに対しビットコインETFよりも大きな材料と指摘している。同氏によると、Bakkt(ICE)はすでに規制下に置かれており、市場監視の観点からも機関投資家らに安全な取引を提供できるという。リー氏は「コカ・コーラを買うのと同じくらい楽になる」とBakktの影響力を主張している。