仮想通貨投資ファンドCEOであり、CNBCのコメンテーターであるブライアン・ケリー氏はスイスで開催されているカンファレンスで取材に応じた。同氏はそこで現在審査中であるビットコインETFについて答えた。コインテレグラフが報じている。


ブライアン・ケリー氏「ETFの承認はない」

コインテレグラフのインタビューに対し、ケリー氏は2019年が「通貨」の年になると発言。世界中の地政学リスクが高まっていることから、ビットコインといった「通貨」そのものが金の代替え手段として注目されると見通しを述べた。先日もバイナンスは英国で法定通貨と仮想通貨を交換できる「Binance Jersey Exchange」を新設。ブレグジットの不安から仮想通貨のニーズを高めるのが狙いだが、ザオ氏は予想以上の申し込みに驚きをみせている。また、ケリー氏は現在審査中のビットコインETFに関して「可能性はない」とコメントしたとのこと。同氏は昨年、SEC(米証券取引委員会)が懸念する価格操作を防ぐ仕組みが近いうちにできるなど承認に関して前向きな見解を示していたが、今回のインタビューでは一転、否定的な見解を示した。なお、ETFが否決される要因に関して、コインテレグラフは報じていない。


波乱含みのビットコインETF

ビットコインETFは機関投資家といった大口のマネーの呼び水になるとして、多くの専門家が市場の価格上昇材料に挙げている。しかし、SECは昨年8月から可否判断を延期、さらに今年に入ってからは米国の政府機関一部閉鎖により、審査に影響が出るのではないかという向きもある。これに関して、SEC動向に詳しいシルヴィンスキー弁護士によると、現在定められている可否判断の締め切り日は、法律で定められているため、勝手に延期されることはないという。仮に、締め切り日まで政府機関の延期が続いたとしても、締め切りを過ぎたETFは自動承認されるとツイッター上で解説。それを踏まえた上で、シルヴィンスキー弁護士は、SECがすでにいくつかのETFに関して審査を下しているかもしれないとの見解を示した。