先月、世界で初めて証券取引所に上場された仮想通貨ETP(上場投資商品)の出来高が急増していることが判明した。一部の専門家からは機関投資家が弱気相場において買い増しを行っていると指摘している。


スイスSIXでの仮想通貨ETPの出来高急増

『Amun Crypto Basket Index HODL』は、先月、スイス最大の証券取引所「SIX」に上場を果たし世界で初めて証券取引所へ上場した仮想通貨ETPとして注目を集めた。これはBTC以外に、XRP、ETH、BCH、LTCといった主要通貨5銘柄で価格が算出されており、誰でも上位の銘柄に投資できる金融商品となっている。その『Amun Crypto Basket Index HODL』が、直近でおこった市場の暴落の場面で、出来高が急増しているという。シンガポールのFXヘッジファンドCEO、ズー氏によると、6日と7日の出来高は通常の2倍から3倍に急増。これはビットコインが3200ドルまで急落したタイミングと一致しているとのことだ。同氏によると、ビットコインの価格と出来高は逆相関の関係、つまり市場の価格が下がる際に、『Amun Crypto Basket Index HODL』は多く購入されているということだ。ズー氏は、市場の価格下落の場面で、機関投資家といった大口投資家が買い増しているのではないかという見解を示している。


ビットコインETFや今後の注目材料にも

世界的にみても多くないこのような金融派生商品は来年以降も注目を集めそうだ。Celsius のCEO, アレックス・マシンスキー氏はInvesting.comにて、『Amun Crypto Basket Index HODL』のような金融派生商品は今後も増えていくと予想している。同氏は多く人がデジタル資産をポートフォリオに加えたいと考えており、ETPやETFといった金融商品はその際の格好の手段になるという。現在、最も注目を集めているのは先日2月に可否判断が延期された米国のVanEck版ビットコインETFだ。これは、『Amun Crypto Basket Index HODL』とは違い、ビットコイン現物を確保するため、市場の価格への影響度も高いとされている。また、こうした金融派生商品への関心の高さは、そのまま仮想通貨へのニースに繋がるか注目だ。