先週から小幅な値動きにとどまっている仮想通貨市場だが、ビットコインはテクニカル的に局面を迎えている。直近では取引高の低下も報告されており、メディアのセンチメントは良いとは言えなさそうだ。


ビットコインは200週移動平均線に差し掛かる 7日の仮想通貨市場

現在、ビットコインは、200週移動平均線が位置する付近で支えられている。200週移動平均線はジョセフ・E・グランビルが開発した中長期的に重要なテクニカル指標で、多くの投資家から利用されている。仮想通貨取引所Bitstampの200週移動平均線はおよそ3313ドルに位置。7日時点のビットコインの価格は3360ドルで取引されているので、今週3313ドル以下で引けた場合、2015年から一度も下回ったことのないサポートを下抜けることになる。また、仮に下抜けた場合はアルトコインも含め市場全体の価格が大幅に下落する可能性も考えられるので注意が必要だろう。ただし「ダマシ」と呼ばれる相場の動きも加味すれば、今週末から来週にかけてのビットコインの値動きが重要になってくるだろう。7日のビットコインは前日比でほぼ横ばいの動き。市場全体の時価総額は、12.3兆円で推移。


取引高の低下から慎重的な意見も多く

調査会社Diarは4日、仮想通貨取引高に関するレポートを発表。それによれば、先月の取引高は17年来で最低になったという。それを証明するように、ビットコインの値動きは先月11日ごろから小幅な展開が続いている。仮想通貨投資銀行CEOを勤めるマイク・ノボグラッツ氏は直近の相場に関し「当面は上向きにならない」と慎重的な見解を示している。本日はJPモルガンのマーケットストラテジスト、ニコラス・パニガーゾグロー氏の発言が伝えられた。同氏は、長期的に機関投資家が参入する可能性は高いとしながらも、マーケットが回復するには、規制の難しさから時間がかかる可能性を指摘している。また、ビットワイズ・アセット・マネジメントのグローバル部門トップ、マット・ホーガン氏は「95%の仮想通貨は滅びる」と発言。現在の仮想通貨市場の状況と、2000代初頭に起きたITバブルの類似点を指摘した。