ビジネスインサイダーが19日に報じた記事によると、ビットコイン上昇の背景には世界経済への不安があるという。今月にはCNBCのアナリストらも、同じような理由でビットコインが上昇していると指摘していた。


価格の上昇の要因は世界経済と欲望?

ビジネスインサイダーは米大手銀行バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのチーフ投資ストラテジスト、マイケル・ハーネット氏の分析を掲載。同氏によると、直近のビットコイン上昇には「世界経済への不安」と「欲望」、2つの要因があるという。ハーネット氏は、米中貿易摩擦により、世界の国籍利回りが低下していることを指摘。米国の10年債の利回りは3年債の利回りを今年2回、下回った。そうした中、利回りに植えた「強欲(グリード)」な投資家の資金がビットコインへ流入していると分析。最近の高騰は、利回りがマイナスとなる資産が12兆ドルを上回る中で起きていることを指摘している。


「デジタル・ゴールド」としてのビットコイン

CNBCは今月、ハーネット氏と同じく、世界経済への先行き懸念がビットコインの価格上昇を引き起こしていると指摘している。米国では「金よりもビットコインに投資しよう」といった投資会社のCMも報道されており、ビットコインが安全資産として機能しているとの見解を示した。「デジタル・ゴールド」の議論は今に始まったことではないが、米中貿易摩擦や今年に入ってからの世界経済先行き懸念から直近で話題になっている。仮想通貨投資ファンドCEO、マイク・ノボグラッツ氏も直近のブルームバーグのインタビューに対し、ビットコインのみが「デジタル・ゴールド」の地位を得たとコメント。アルトコインと比べ、ビットコインには安全資産の価値があるとの見解を示している。