2018年に入り、ブロックチェーン技術の開発・採用は、加速度的に増加している。特許の関係性から言えば、あらゆるブロックチェーンは開発したうえで独自のものだと証明する必要性があり、他社・他国と競合する機会も増加している状況だ。

 

そして、今回オーストラリアでは、国営郵便事業会社のオーストラリアポストが仮想通貨取引所に対して同社のブロックチェーンによるID管理サービスDigital iDを提供することを発表した。

 

・オーストラリアポスト個人ID管理サービスDigital iDについて

オーストラリアポストのDigital iDは、ネットワーク上で迅速に本人確認を行うサービスだ。既存のインターネット環境でもオンラインによる申請や本人確認はあるものの、結局は時間を要することが多く、即時認証は非常に困難だとされてきた。

 

しかし、ブロックチェーンによる個人認証であれば、登録される個人情報の確認から本人の確認、変更に至るまで一連の認証をすべて行うことが可能である。加えて言えば、仮想通貨取引所の個人認証や登録は現在までデジタルとアナログを組み合わせたものであり、迅速な手続きは不可能だった。

 

国営企業であるオーストラリアポストが仮想通貨取引所にサービスを提供するということは、オーストラリアとして仮想通貨取引所の手続きを迅速・簡易化したいということだ。つまり、オーストラリアとして仮想通貨取引がより行いやすい体制づくりに着手し始めたということになるだろう。

 

また、今回はDigital iDの導入は仮想通貨取引所に対するものだった。仮想通貨取引所に対して有用なものであれば、あらゆる手続などにおいてもブロックチェーンによる応用が可能だと言える。その為、オーストラリアポストのDigital iDサービス提供は、オーストラリアの企業やほかの政府機関に対しても影響力を持つと見て間違いない。

 

仮想通貨取引所と政府機関は、互いのサービスを補う形で共存することがベストだと言える。今回に限らずオーストラリアではそういった体制が珍しい事例と呼ばれることは減っていくだろう。