現在、世界中でブロックチェーン及び仮想通貨の研究が行われており、仮想通貨取引所の対応は国によって著しい違いがある。イギリスも世界の中では、仮想通貨への対応は寛容だといえるだろう。しかし、政府としては、仮想通貨に懐疑的な面も持っており、仮想通貨におけるCrypto UKと呼ばれる自主規制団体なども発足されている。

 

・Crypto UKによる仮想通貨取引所への見解

 

Crypto UK はイギリス議会に対して、Crypto UKが管轄する仮想通貨取引所のセキュリティは、安全であることを述べた。理由として、大体数の取引所が保有する仮想通貨を90%ほどコールドウォレットで管理している為だ。

 

また、仮想通貨における価値の変動性が以前と比較すると、資産としての運用しやすい立ち位置になってきていることも要因の1つだと言える。もっとも、仮想通貨取引所は、とけのような宣言が出されてもサイバー攻撃への対策を行ってはならない。

 

加えて言えば、コールドウォレットで資産の大部分を管理していても、ハッキングが行われ資金を失った場合には市場に少なくない影響を与える。そして、仮想通貨ユーザーのみでなく、国や国民に不安を与えるという悪循環に陥ることを忘れてはならない。

 

・イギリスの仮想通貨事情

 

イギリスの仮想通貨市場に目を向けてみると、非常に活発だと言える。王立造幣局による独自の仮想通貨発行の計画発表、イングランド銀行によるブロックチェーン技術の採用・実証実験まで行っている。

 

また、イングランド銀行は独自のブロックチェーン技術を開発しつつ、国際送金のプラットフォームであるリップルとも提携しており、今後も仮想通貨を用いた新しいシステムを取り込んでいくと見ていいだろう。

 

Crypto UKの宣言を受けて、イギリスの仮想通貨市場がどう動くか不明だ。しかし、今回のCrypto UKの発表は議会が懸念する仮想通貨取引所のリスクに対して、ある程度の信頼性を持てる見解になる。その為、今後イギリスがどのように仮想通貨に接していくのか要注目だ。