2018年8月24日、IoTに特化した仮想通貨である IOTA と富士通の提携が発表された。富士通は、日本の大手 IT ・電機メーカーであり、ブリュッセルにブロックチェーンイノベーションセンターを設立している。

 

・富士通と IOTA が目指すもの

 IOTA と富士通は、製造業の電子化と自動化を進めるインダストリ-4.0をともに作り上げていく予定だ。そして、インダストリ―4.0では、サプライチェーンの管理や自動車などの組み立ての管理など複雑な内容の製造業にも対応していく。

 

また、富士通は、 IOTA の技術を基に製造業を新たな産業へと昇華させる役割を担う。加えて言えば、ブロックチェーン技術のノウハウは、 IOTA だけでなく、富士通も持っており、日本国内だけでなく、海外に向けたブロックチェーンサービスをすでに展開している。

 

そして、産業の自動化においては、分散型台帳やブロックチェーンの活用が見込まれており、先進の品質・透明性を確保したうえで、データそのものの信頼性も向上されることになるだろう。

 

富士通と IOTA がともに作り上げるインダストリ-4.0は、製造業の自動化を推し進めものだ。しかし、自動化が進んだとしても人の手は必ず必要になってくる。つまり、富士通と IOTA は、インダストリ-4.0をともに作り上げることで、人々の生活の可能性を示すだろう。

 

・ヨーロッパとブロックチェーン

富士通が海外の拠点としてヨーロッパのブリュッセルを選んだ理由は、ヨーロッパが仮想通貨に対して、世界でも寛容的な姿勢をとっているからだ。加えて言えば、仮想通貨のシステムや仕組みなどの理解も国民性として高く、キャッシュレスなどもヨーロッパではすでに定着している。

 

また、インダストリ-4.0が成功した場合には、ブリュッセルのブロックチェーンイノベーションセンターは、高く評価され、ヨーロッパ中で富士通と IOTA のサービスが展開していくことも予想される。そのため、今後のインダストリ-4.0の動向には要注目だと言えるだろう。