トルコは、仮想通貨の浸透率が世界の中でも高い国だ。理由としては、内外の政治がうまくいっているとは言いがたく、実際に経済・金融においては、危機的状況となっている。また、トルコの法定通貨であるリラは、2018年8月に急激な下落を見せ、世界に金融市場にも大きな影響を与えた。

 

トルコの経済や金融は上手くいっているとは言えないものの、ブロックチェーンへの取り組みは加速しており、ボルサ・イスタンブルー 証券取引所(BIST)では、ブロックチェーンを基軸とした顧客データベースを開発した。

 

・BISTのブロックチェーンデータベースについて

BIST が開発したブロックチェーンデータベースは、イスタンブール証券取引所決済カストディ銀行や中央証券保管期間と同期を行いながら運用される。本人確認や新しい顧客の追加、文書・情報管理などまさにデータベースと言える役割を担う。

 

また、 BIST が開発したデータベースは、必要とあらば他のプロジェクトにも応用が可能であり、トルコ国内のブロックチェーン技術の採用促進に繋がると見ていいだろう。

 

トルコ国内では、ブロックチェーンセンターが立ち上がっており、世界でもブロックチェーンに対する研究は、進んでいると言っても過言ではない。アメリカほど最先端の取り組みを行っているかは不明だが、間違いなくトルコは、仮想通貨とブロックチェーンに対して前向きな姿勢を見せている。

 

・通貨危機と仮想通貨

法定通貨が国民から信頼されていない場合、仮想通貨に人気が集中するという事例がある。例えば、イランなどではビットコインが市場の最高値を記録したのは、イランの法定通貨や経済の体制に期待できないためだ。

 

そして、経済的に不安な国々では、世界中のどこにいても一定の価値を持つ仮想通貨に人々が集中しやすい環境ができ上がりやすい。もっとも、一時的に仮想通貨に人々が集中しても仮想通貨市場としては、その勢いがすべて反映されるわけではない。

 

そのため、仮想通貨市場としても安定した価値を持つステーブルコインが仮想通貨市場で人気を高めてきている。今後、ステーブルコインと流動性を持つ仮想通貨は二極化する可能性がある為、市場をしっかりと見極める必要があるだろう。