ソフトバンクは、日本国内においても非常に画期的な商品や販売方法を実践してきた。国内における携帯キャリアの中でもソフトバンクは最もスピード感を持ったキャリアといえるだろう。そして、ブロックチェーンの分野においても日本国内の通信事業者の一歩先を見据えている。

 

・通信事業者によるブロックチェーン・コンソーシアム

ソフトバンクが主体となっているブロックチェーン・コンソーシアムにはスプリント、アシアタなど各国の代表的な通信事業者が参加している状況だ。

 

コンソーシアムの目的は、通信事業における瞬間的な取引を可能にし、事業者間での国際送金サービスなども手がけると公表している。

 

ソフトバンクグループの会長である孫正義氏は、アリババの会長マー氏と非常にと友好的な関係であると共に仮想通貨のあり方には非常に懐疑的に見ている。しかし、ブロックチェーンの可能性は十分に検討・開発の余地があるとして今後も技術開発を続けていく予定だといえるだろう。

 

・通信事業者間でブロックチェーン技術は採用されるのか

ブロックチェーンは、簡潔に言えば、一定のユーザー間で共有する記録保持・取引のためのネットワークである。つまり、通信事業者同士がブロックチェーンを使用することに問題はない。しかし、日本国内においても通信事業者同士が協力して、コストの削減や送金処理などを行う事例はない。

 

もちろん、ブロックチェーン技術が世界中に波及し、あらゆる企業間のネットワークに関わるものであればソフトバンク以外のキャリアもブロックチェーン技術の採用に乗り出すだろう。

 

今後、通信事業者によるブロックチェーン・コンソーシアムに参加する企業がどれほど増加するかは不明だが確実にブロックチェーンが通信業界にも大きな影響を与えることになる。そのため、通信事業者によるブロックチェーン技術の採用も注目する必要がある。