ロシアは、国としてブロックチェーンの可能性を模索し続けている。クリプトルーブルと呼ばれる独自の仮想通貨の開発を続けており、大統領まで含めた総合的な話し合いが現在も行われている状況だ。

 

そして、そのような状況の中でロシアの大手決済会社であるキウィのご会社が仮想通貨投資銀行を立ち上げた。

 

・仮想通貨投資銀行 HASH

 

仮想通貨投資銀行 HASH は、 ICO に対するプラットフォームの提供を目指す。すでに、 ICO のプラットフォームを目指す仮想通貨としては、コムサなどの通貨もある。しかし、 ICO と言っても HASH はコムサとは異なる姿勢で仮想通貨市場に参入する。

 

例えば、 HASH は国際ファンドとの提携もすでに行っており、提携先という意味では、経営手腕などの心配は要らないだろう。また、 HASH の経営母体であるキウィに関しても、ブロックチェーンに強い関心を示しつつ、ロシア・モルドバ・ルーマニアなどにもサービスの範囲を広げており、堅実な経営姿勢が伺える。

 

・金融機関とブロックチェーンは融合できるか

 

金融機関によるブロックチェーン技術の採用は、着実に進んでいる。ブロックチェーン技術の採用によって、迅速な取引が可能になるだけでなく、ATMの維持費と人件費の削減、管理における手間の削減などあらゆるメリットが金融機関にもたらされることになる。

 

また、ブロックチェーンは必ずしも既存のシステムを否定するものではない。既存のシステムで得られるメリットとブロックチェーンで得られるメリットは異なるはずだ。しかし、どれだけ優れたシステムであっても人々に使用されなければ、廃れてしまうことになる。その為、仮想通貨投資に対するものであっても今回銀行として成り立ったという事実は人々の信用に足ると言える。

 

ロシアにおけるブロックチェーン技術や法律が今後どのように整えられていくかは、未知数だ。しかし、仮想通貨の技術がロシアの国益となる可能性もある為、ロシアは今後も仮想通貨について強い関心を持ちながら研究・開発を進めていくだろう。