「若者にとって、銀行が与えている印象はいつも、鈍く、そして鈍感です。我々に必要なのはスマホとブロックチェーンに基づいた新しい銀行です」。これは鄶冬氏が香港で開かれた『未来の夜ブロックチェーンサロンパーティー』において、参加者たちと共有した視点である。如何に金融機構を自らの意思で改革させるべきか、如何に若者が受け入れるサービスを創造すべきか、これらは銀行業が今後推進すべき発展方向です。

 

 

 鄶冬、ネットのニックネームは「ab」、彼はCoinBankの共同創始者であり、CoinBan

kのチーフコミュニティオフィサー(Chief Community Officer)である。2018年初頭、彼はドバイのCoinBankプロジェクトに参加し、今現在CoinBankのコミュニティ運営と製品体験の改善に係る仕事に勤めている。彼は13歳の時から10万以上のユーザーを抱えているオンラインゲームのコミュニティを独立運営しています。また、仮想通貨の投機経験はすでに4年あります。現在、わずか20歳である鄶冬氏から、「新興人類」と呼ばれている人々たちの特徴とも言える、鋭気、そして早熟を感じられています。

 

 鄶冬氏は次のように語っています。新しい物事の出現に対し、従来の伝統的な環境に馴染んでいる人々は、常に嘲り笑うか可笑しな事だと考えている。例えば、10年前まで、大多数の男性たちはスキンケア製品は男にとって縁のない存在だと思われていたが、現在は社会の多元化と共に、おしゃれ好きの男子たちは男性用スキンケア製品を使用し、日常生活に取り入れています。一方、デジタル分野においても、人々はデジタル資産という真新しい物事に対して受け入れがたいものだと認識しているが、その原因は、彼らは中央化された資源、そして複雑な資産を人工的記録台帳の方法で処理することに慣れているからである。しかし、時間の推移と共に、これらの方式は最早現代社会のニーズに合わせることは不可能と言っても過言ではありません。

 

 鄶冬氏はまた、「新時代の若者にとって、わざわざ銀行の窓口まで行って取引する理由がわからない。すべての作業をネット上で済ませられるにもかかわらず、それらの作業を簡素化させられないでいる。そして、新時代の若者にとって更に理解しがたいのは、国境を超えた振込には、なぜ複雑で煩雑な手続きが必要なのかという疑問だが――要するに、新時代の若者たちの考え方は、生まれながらグローバルだからです。」

 

 事実上、科学技術の急速な発展と伴って、人工知能とブロックチェーン技術の出現は、すでに多数の領域において構造上の最適化に利用されており、様々な手続きをより簡潔的に、データをより安全に、更にマッチングをより正確にさせています。しかし、大多数の銀行と非金融機関は、この機能をうまく利用できず伝統的から脱却できていません。例を挙げれば、ある銀行は若年層のユーザーにクレジットカードの割引サービスを提供しているものの、プロセスとユーザー体験の更なる最適化を進められていません。若年層ユーザー自身が独特な消費主張と消費特徴があるため、90年代生まれの多くの若者は複雑な手続きに対して嫌悪感と恐怖心を抱き、それ故に彼らはゲーム内の仮想資産、もしく仮想通貨を主要資産としています。

 

 若年層ニーズの多様化に対し、銀行は最善を尽くしているものの、問題点を見誤り、変革をも拒否している。世界中のデータから見ると、若年層は銀行との接触が最も乏しい客層であり、またそのために、若年層と銀行との距離が一層遠くなっている。これはアジアと欧米を問わず、世界で共通した問題です。

 

 新たな段階へと移行する度に、それは若年層のアクティブユーザー層の拡大を意味しており、一番分かりやすいのは21世紀初頭における電子商業の出現であり、当時の若年層のユーザーにネットバンキングを普及させた上にネットショッピングを完成させたが、その後出現したオフライン決済、例えばApple PayWechat等は、今まで金融サービスに無関心であった若年層を積極的に決済サービスの使用へと促した。鄶冬氏は次のように結論付けています。要するに、若年層のユーザーたちはより信頼性のある、便利なサービスを利用して自己の目的を達成することを望んでおり、決済ツール、imコミュニケーション、人気メディア等、若年層はこれらに興味を持っているが、利便性を備え、かつ迅速に自分が必要とするものを獲得できた故に人気を博したのです。

 

 鄶冬氏は意見を共有した後、若年層に好まれるデジタル金融製品を創造することが、彼とチームが目指している目標だと表明しています。CoinBankはもともと人工知能とブロックチェーンを結合した技術であり、またデジタル資産応用の金融サービス体系であるため、若年層にどのようなサービスを提供すべきか、また如何に平衡利便性、趣味と安全性を備えた製品をデザインすべきか、これらは今後の核心的な方向であると明らかにしています。

 

 現在、CoinBankはすでにイギリス、ニュージーランド等の多数にわたる銀行、決済会社、クレジットカード機構との合意を達成しており、世界範囲で最新モデルを用いたデジタル銀行業務を計画している。鄶冬氏は、デジタル資産が人々に注目されるにつれて、その安定性と利便性は従来と比べて大幅に改善されたと述べていた。

 

 エコロジーの発展に言及した際、鄶冬氏はオープンした協力関係は良い発展方向であると述べ、CoinBankは今現在多くの実体銀行とコミュニケーションを行っており、同時に世界の合法的な取引所とテクニカルファシリティサービスプロバイダとも接触しているが、鄶冬氏は、若年層が絶対的に信頼を与え、心から支援してくれるデジタル金融製品を創造するためには、CoinBankだけでは不十分であるため、互いに協力し合ってこそ、より大きなチャンスに出会うと語っています。そして、安定性傾向のあるデジタル金融製品に言及した際、鄶冬氏は、「若年層の間にも、資産管理に興味がある者も多いと考えていますが、多様で、安定性傾向のあるデジタル資産が最適だと思います。例えば、海外旅行等での越境振込、決済サービス等、これらはとても新鮮で、真新しい。我々も将来的には更にオリジナリティのあるサービスを創造して、積極的に若年層と友達を作り、彼らのニーズを発見し、それを解決することに力を注ぎます」

 

 CoinBank、そのサービスは比較的に強力なインタラクティビティに基づいており、若年層を対象とした業務は今後の長期的成長における重要なポイントです。若年層の選択は、今後の銀行業の希望と未来を表しています。