14日、ペイパル元CEO、ビル・ハリス氏がCNBCの番組に出演し、ビットコインの価値が0に近くなると発言した。同氏はビットコイン反対派として知られ、度々メディアを騒がせている。

ビットコインの価値は0に近くなる

ハリス氏は、現在の金融システムは確かに遅いが、それを解決するのは、ビットコインやXRPではなく、より速いネットワークだと主張した。ビットコイン支持者は、送金スピード、自由度、効率性や安全性があるというが、その全てを兼ね備えていないと否定した。また、ボラティリティーも高く価値の保存手段として成り立たないとした上で、米ドルや円といった通貨のほうが本質的な価値があると発言した。

ビットコイン肯定派と否定派

専門家やCEOの中でも、ビットコイン肯定派、否定派で分かれている。どちらの意見も偏った部分があり、鵜呑みにするには危険だが、耳を傾けて損はないだろう。ハリス氏が言うように、現在のビットコインは、通貨としての役割がなく、ボラティリティーの問題もあるのは確かだ。ちなみに、ペイパル元CEOジョン・レイニー氏は、仮想通貨に対しては中立の立場を示している。一方、ペイパルの競合である決済企業のスクエア社は、先日ビットコインの取引サービスを全米で解禁したばかりだ。スクエア社の共同設立者であり、ツイッターCEOでもあるジャック・ドーシー氏は、ビットコインはデジタルゴールドになると主張しており、ビットコイン支持者として有名である。

通貨としての役割を果たせないビットコイン

現在、ハリス氏のいうように、ビットコインは通貨としての役割を果たせていない。しかし、ビットコインを支持するものたちは、ビットコインが持つ「価値の保存(通貨の3つの定義のうちの1つ)」だけを支持している場合もある。ジャック・ドーシー氏と同じように、ペイパル共同設立者、ピーター・ティール氏は、ビットコインを「世界崩壊のリスクヘッジ」と過去に発言した。このように、専門家やCEOの中でも、ビットコインや仮想通貨に対しては様々な意見がある。私たちも、彼らの声に耳を傾けながら、仮想通貨の在り方をその都度考えるべきであろう。