10日の米国株式市場大幅下落から、仮想通貨市場の下落のため、メディアでは悲観論と楽観論、双方の激しい議論がトピックとして上がっている。その中でも際立つのが、ルービニ教授とブテリン氏の議論だ。


ルービニ教授とブテリン氏がツイッター上で激しい口論

2008年の金融危機を予見したとして知られるニューヨーク大学のルービニ教授とイーサリアム設立者ブテリン氏が、ツイッター上で激しい議論を交わしている。事の発端は、11日(米国時間)に開かれる米議会上院の公聴会で、仮想通貨を批判することが明らかになったのが原因だ。ルービニ教授は、以前から仮想通貨反対派として知られ、メディアで度々「仮想通貨はバブル」などの発言を繰り返している。


ルービニ教授の指摘

公聴会の公式の文書によると、ルービニ教授は20項目に渡り仮想通貨のことを批判している。主な主張としては「仮想通貨は詐欺」というものである。例えば、ビットコインの発行上限枚数2100万枚は、ハードフォークすることによりいくらでも増やすことができると主張。また、よく言われる仮想通貨バブルと2000年初頭に起きたドットコムバブルを比較するのも間違いとしており、インターネットユーザーと仮想通貨ユーザーは黎明期において大きな差があると指摘している。同氏の主張は、仮想通貨の通説には大きな間違いがあり、それが「詐欺的」と批判するものだ。


ブテリン氏が激しく反論

これらルービニ教授の指摘に、ブテリン氏はツイッター上で激しく反論。「金融危機は今から2021年の間に起きるとおおやけに予測する。ぼくは特別な知識を持っていないし、実際にそう思っているわけではないが、それでもぼくは後に世間から『最近の金融危機を予測した達人』として称賛される可能性が25%あるからね」とツイートした。これは、ルービニ教授が「2008年の金融危機を予見した人物」として知られているため、それを皮肉交じりに「ルービニ教授はデタラメ」と批判したものである。ルービニ氏もこのツイートに対し反論しており、イーサリアムの開発が進んでいないことを指摘した。仮想通貨市場が下落すると、悲観論と楽観論が多くメディアで報道されるが、両者の議論も含め、相場の動向がどうなるか見ものである。