ここ数日の仮想通貨市場の価格下落を引き起こした要因は、CBOEに上場するビットコインETF上場の可否判断延期と言われている。8日のCNBCは2人の専門家がこのことについてコメントした。両者とも相場が過剰反応しすぎているという意見で一致している。


ブライアン・ケリー氏は延期でビットコインを売るのは間違いとコメント


8日のCNBCの経済番組「Fast Money」に出演したブライアン・ケリー氏は、ETF可否判断の延期でビットコインを売るのは間違いだとコメントした。彼は以前から、ETF上場は2019年中に延期されると発言していた人物だ。それを踏まえ、再度延長された9月30日より、もっと可否判断が延期される可能性に触れた。現在、延期された可否判断は9月30日となっているが、SEC(米証券取引委員会)のルール上、最大で240日まで可能となっている。


ヘッジファンドマネージャーは「過剰反応しすぎ」

ケリー氏が出演したのと同日、CNBCのインタビューでヘッジファンドマネージャー、ダン・モアヘッド氏もコメントした。モアヘッド氏は、銅が1万年以上地球に存在したが、最近になって銅のETFは上場したと、ユニークなコメントをしている。つまり、同氏の言いたいことは、ETF上場には時間がかかるということであろう。また、彼はビットコインの価格をリアルタイムで見られることが、価格の過剰反応を引き起こしているとの見解を示した。


ビットコインETF可否判断延期と相場の動向

8日の仮想通貨市場は、可否判断延期が発表直後、パニック的な売りに見舞われたが、翌9日は両氏のいうように落ち着きを取り戻しているように見える。ビットコインは最重要レベルである6000ドルはサポートされており、そこを起点に回復していけるかは投資家たちの注目であろう。また、これらの通り、可否判断は否決されたわけではなく、延期されただけだ。9月までに、CBOE(シカゴオプション取引所)以外に上場されるETFの可否判断は7つほど控えている。引き続きビットコインETFはメディアの話題を集めそうだ。