イーサリアムのコア開発者のピーター・シラジー氏は18日、イーサリアムのアップデートが2月27日まで延期されるとツイッター上で発表した。本来、今月17日前後に実施される予定だったが脆弱性の発見から延期が発表されていた。


アップデート「コンスタンチノープル」が2月27日まで延期

シラジー氏は、ツイッター上で下記のように呟いた。

「我々はイーサリアムの 2 月27日に予定されているコンスタンチノープル が再実施のためのブロック 7.28 m まで予定しています。再実施は、メインネット上の単一のフォークと テストネット上のコンスタンチノープルフィックスフォークになり、メインネットワークとの賢明なライン機能を取り戻すことができます。」

同氏の発表によると、本来708万ブロック以降に適用される予定であったコンスタンチノープルは、728万ブロックまで延期されるとのこと。ブロックの新興具合にもよるが、実施日はおよそ2月末になる見込みだ。


コンスタンチノープルの概要と経緯

コンスタンチノープルはイーサリアムの通貨が分裂しないハードフォークであり、実質上のアップデート。本来は昨年11月に実施予定であったが、テストネットの段階で問題が発見されたため、延期が発表されていた。今回のアップデートにより、コンセンサスアルゴリズムが改良され、マイナーによる独占を防ぐなど、機能が飛躍的に向上するとされている。1月17日にも実施される予定であったが、16日に開発者側から「リエントランシ攻撃」という脆弱性が発見されたため延期が発表され2度目の延期となった。リエトランシ攻撃とは、スマートコントラクト特有の脆弱性で、攻撃者がそのブロックチェーン上から仮想通貨を盗む不正取引のこと。16日の発表直後、相場は下落に転じたが、FXCoinでアナリストを務める松田康生氏は「何が問題だったのか技術的な点に関心が集まったり、直前で食い止めた点などコミュニティーが機能している点を評価する声も聞かれた」と指摘、延期を前向きに捉える向きもある。