足元で仮想通市場の上昇が目立っているが、その裏に韓国市場の存在が指摘されている。昨年の上昇も韓国市場が牽引したこともあり、専門家の中からは楽観的な見解も出ているようだ。


今週に入り動意づいた相場

今週に入り、仮想通貨市場の時価総額は100億ドル(約1.13兆億円)から130億ドル(約1.47兆円)まで拡大、ビットコインの取引高は1週間で31億ドル(約3500億円)から43億ドル(約4860億円)と急上昇している。リップル、ビットコインキャッシュといった主要なアルトコインは価格が10%以上高騰しており、10月はあまり動かなかった相場が徐々に動意づいている。そして、その背景にあるのが韓国市場だ。


規制緩和により韓国の取引が活発に?

11月に入り、韓国の大手取引所アップビットや、ビッサムなどの取引高が増加傾向にある。海外メディアCCNも、直近でウォンでの取引が増加していることを指摘。韓国での取引が活発化していることが、今週に入ってからの価格上昇の要因になっているのではないかと指摘している。そして、韓国での取引が活発化した要因として、米経済誌フォーブスのアナリスト、ヤン氏は3つをツイッター上で発言した。それらは、韓国政府が「銀行が制限なし」で仮想通貨取引所と協力する姿勢をみせたこと、韓国裁判所が銀行関連の取引を巡る問題で取引所側に付いたこと、政府機関の未来創造科学部がICOの合法化を探っていることだ。このように、直近では韓国の規制緩和や、仮想通貨に対して親和的な姿勢をみせていることから、同国で仮想通貨へのニーズが急速に高まっているという。昨年の仮想通貨市場の盛り上がりも、一部では韓国市場が大きく関与したとの向きもあるのでしばらくの間はその動向に注目だろう。また、11月に入り取引が活発化してきたことから、年末にかけての相場動向にも注目が集まっている。韓国の取引活発化とともに、仮想通貨市場は年の最後に逆転できるだろうか。