中国の仮想通貨規制は、非常に厳しい。取引所を使用した大々的な取引は、もちろんの事、個人間取引ですら、中国政府の監視下にあると言える。そのため、かつて中国で大手取引所と呼ばれていた仮想通貨交換業者は、ほとんどが中国国外に拠点を移している。

 

また、大々的な仮想通貨取引が行えなくなり、仮想通貨取引量が世界の1%まで減少している状況でも中国政府は仮想通貨の規制を緩めようとはしていない。そして、中国の大手取引所であった OKCoin は、アメリカのカリフォルニア州に仮想通貨取引所を立ち上げる。

 

・OKCoin はアメリカに活路を見出した?

2018年7月13日、 OKCoin は、アメリカのカリフォルニア州で仮想通貨建てではなく法定通貨による取引を可能とした取引所を立ち上げることを発表した。

 

実際に、 OKCoin のサービスそのものは、すでに始まっている。 OKCoin は、世界規模の取引高を誇った仮想通貨取引所だ。しかし、カリフォルニア州に設立した仮想通貨取引所は、今のところカリフォルニア州限定のサービスとなっている点には注意が必要だ。

 

アメリカの仮想通貨の法的立ち位置は、日本と同じく資産という扱いにはなっているものの政府機関は、仮想通貨の取り扱いについて非常に慎重な姿勢を見せている。規制や法律にあり方によっては、仮想通貨市場を文字通り潰してしまう可能性がある。

 

・中国の大手取引所と海外移転

中国の大手取引所は、 OKCoin 以外にも複数存在しており、 Huobi や Binance などユーザー数や取引高で、世界規模を誇る取引所が多い。

 

また、 Huobi や Binance なども中国国内ではなく、海外に拠点を置くことを表明している。 Huobi に関しては、日本法人を立ち上げる予定もあり、仮想通貨市場全体にプラスの要因を与えることが予想されるだろう。

 

そして、Huobi や Binance 、OKCoin は将来的に世界中に拠点を持つことが予想される。大手取引所のサービスが世界中に展開することは、安定した取引の提供に繋がる。その為、市場全体に対しての不安要素が取り除かれるというメリットがある。今後の中国の大手仮想通貨取引所の動向には目を光らせておく必要があると言えるだろう。