先週、Telegramがサービスインフラストラクチャ機器の一部をAmazonやGoogleのサーバーに移行すると発表した後、これに対してロシア政府は厳しい制裁措置を施行しました。

 

ロシアのメディア報道によって、ロシアの通信規制当局は、GoogleとAmazonのクラウドサービスの下で200万以上のIPアドレスをブロックしている模様で、これは、事実上Telegramを封鎖する形となっています。

 

Telegramはロシア製の暗号化通信のアプリケーションであり、現在世界中で約2億人以上のユーザーがいます。ロシア連邦保安庁は、Telegramに対しユーザー間のチャット記録などを監視できるように暗号を解除するための秘密鍵を引き渡すように複数回にわたり要求をしている。理由として当保安庁は“テロ攻撃を防ぐためにも秘密鍵を使用する必要性がある”との主張をしている。 これには2017年4月に起きた、サンクトペテルブルク地下鉄駅にて15人が死亡した自爆テロに関してTelegramが使われていたからだとも付言している。しかし、Telegram側は秘密鍵に関して引き渡しを拒否したため、ロシアの全国電気規制当局が国内の通信業者に対してTelegramへのアクセスを禁止する旨をホームページにて声明を発表した。

この禁止はロシア国内で波紋を呼んでおり、 モスクワで、Telegramの支持者がルビャンカ広場の連邦保安庁(Federal Security Service)本部に紙飛行機を飛ばして抗議しました。 また、禁止を迂回するためにVPNの使用方法をネット上で流しているロシア人もいる模様。

双方にとって、SNSにおける環境が、ブロックチェーンによる暗号技術の“分散化”によって果たして、禁秘への堅固たる閉ざされた扉となるのか、それとも秘密の鍵をもってして監視されたパノプティコン的環境に置かれるか、妥協点を見つけるには、膨大な時間と模索が必要になるであろう。