米の著名投資家、ティム・ドレイパー氏は、次の15年で仮想通貨市場の時価総額は80兆円に達するとの見解を示した。14日、ディール・ストリート・アジアが報じている。


次の15年で仮想通貨市場の時価総額は80兆円へ

現在、シンガポールで開かれている「DealStreetAsia PE-VC 」で講演したドレイパー氏は、仮想通貨およびブロックチェーン市場の将来について言及した。特に、最近の仮想通貨市場の下落は、投資家がまだ仮想通貨を新しい資産クラスとみていないのが要因だと指摘。多くの人々が技術を理解すれば、世界中の産業を変えるとの見解を示した。また、現在の仮想通貨市場を、インターネットの普及と比較し以下のようにコメントしている。

「インターネットは100億から1000億ドル市場を狙った。仮想通貨は兆ドル規模の市場を狙える。ターゲットは、ファイナンス、ヘルスケア、保険、銀行と投資銀行、政府などだ」


ブテリン氏の主張とバイナンスCEOザオ氏の反論

2018年に入り仮想通貨市場は時価総額、価格ともに低迷を続けており、今月5日からはアルトコインを中心に価格の下落が顕著だった。その中で、イーサリアム創設者ヴィタリック・ブテリン氏は「バブルは弾けた」との旨を発言。今週一週間話題となったトピックだった。しかし、これに対し、世界的な取引所であるザオ氏が反論、「仮想通貨市場は確実に20兆円まで成長する」とツイッター上で発言した。ドレイパー氏は今年4月、ビットコインとブロックチェーンが持つテクノロジーと重要性は、鉄器時代の到来、ルネッサンス、産業革命といった技術的大革命を凌ぐものがあると強気の発言をしている。このように、仮想通貨市場の低迷が続く中でも、専門家や投資家の期待は大きい。しかし、ブテリン氏が指摘したように、仮想通貨とブロックチェーンは現段階では未熟な技術であり、実用段階を目指す必要があるのは確かだろう。また、ドレイパー氏は「次の15年」と長期的な展望を語っているが、この業界が歩む道のりは、まだ長いのかもしれない。