米ロングアイランド大学で教授を務めるパノス教授は1日、海外メディアForbesに3つのモデルを用いてビットコインの年末価格を予想した。その中でも「本命」とされる価格は97万円であり、楽観的な予想となっている。


弱気と強気の2つの予想

まず、パノス氏は2つのモデルを用いて強気と弱気、2つの予想を発表した。強気の予想がHayesモデルを用いたもので、ビットコインマイニングの需給の観点から価格が算出された。それによると、年末の価格は143万円と強気だ。ファンドストラッド社トム・リー氏も、年末にマイニングの損益分岐点が上がることから、ビットコインの価格220万円はまだ可能性があると予想している。もうひとつが、Wheatleyモデルで弱気の予想だ。これは、ビットコインの使用率や普及率をもとに算出された価格で、それによると、年末価格は9万円と非常に弱気な数値だ。ただ、この算出結果はパノス教授本人が「弱気すぎる」と言及している。


もっとも現実的な予想

そして、パノス教授本人が「もっとも現実的」と述べるのが、上記2つを組み合わせた「市場モデル」で算出した予想である。そのモデルによると、年末の価格はおよそ97万円(8573ドル)になるという。これは現在の価格よりも20万円ほど高い価格であり、ポジティブな予想となった。例年、年末に仮想通貨市場は上昇しやすい傾向にあり、バイナンスCEOを始め多くの専門家がその市場動向に注目している。しかし、先月にはビットコインのボラティリティーが1年半振りの低水準を記録。これを受けて、強気派だったビットメックスCEOは、2020年まで弱気相場が継続するとの見解を示している。年末には、Bakktの先物サービス開始、ビットコインETF可否判断、そして年が明けてからはFidelityのサービス開始など専門家が期待する材料が多く控えている。低ボラティリティーで強気・弱気どちらの予想も出てきている中、パノス教授の現実的かつポジティブな予想は果たして的中するのだろうか。