今週、金融市場で大麻が注目を浴びた。また、大麻と仮想通貨には共通点もあり、大麻と仮想通貨の比較がメディアの中で話題になっている。


大麻が次世代の資産クラスに?価格が急騰

今週、カナダの大麻3大銘柄が急騰した。来月にカナダでは嗜好用大麻が合法化され、需要が増えるとの思惑がある。カナダの3大銘柄であるキャノピー・グロース、オーロラ・カンナビス、アフィリアの上昇率は、2014年以来で平均して1000%を超えた。その中でも、オーロラ・カンビナスの上昇率はおよそ21800%である。ちなみに、ビットコインの上昇率は、過去5年で7000%だ。この大麻の急騰を受け、仮想通貨投資企業のギャラクシー・デジタルCEO、マイク・ノボグラッツ氏は「昨年(2017年)のビットコインとイーサリアムをみているようだ」とCNBCでコメントした。


仮想通貨と大麻の共通点

メディアでは、大麻と仮想通貨の共通点が比較されている。上述したような異常な上昇率、世界的なコミュニティ、そして規制に左右される点だ。仮想通貨業界は、世界的に仮想通貨規制に取り組んでいる最中だが、それはまさに「大麻を合法化するのか」といった規制と重なる部分はあるだろう。海外のメディアでは、今後カナダ以外でも合法化される可能性に言及している。世界的にみれば、大麻はコミュニティが形成され、熱狂的なファンをもち、一種のサブカルチャーになっているという。この点も、仮想通貨と大麻との共通点であるだろう。


仮想通貨取引に影響を与えると指摘する専門家も

eToro社のシニアアナリスト、マイティ・グリーンスパン氏によれば、大麻の普及でもっとも影響を受けるのは、仮想通貨ダッシュ(Dash)だという。ダッシュは時価総額10位~20位を獲得している通貨で、ビットコインよりも早い送金スピードと、高い匿名性が特徴だ。グリーンスパン氏によれば、ダッシュ財団が提携した「Alt Thirty Six」は、大麻の交換手段を目指しており、それがダッシュに良い影響をもたらすという。ダッシュはベネゼエラなど、自国通貨が不安定な新興国ですでに決済手段として利用されている。