SWIFT は、マイクロソフトと共同してSWIFT独自のブロックチェーンであるSWIFTgpiを研究・開発している。リップルやStellarなどにたいして遅れをとったような形になるものの、SWIFTの提携金融機関は1万社以上にもなることから、大きな期待を寄せられている。

 

そして、今回インドを拠点とするSWIFTインディアでは、MonetaGoと提携しブロックチェーン技術の試験を行うことを発表した。

 

・SWIFTインディアの行うテストについて

SWIFTインディアが行う分散型台帳のテストは、取引のデジタル化における効率化を目的としており、MonetaGoのネットワークを使用する。

 

MonetaGoはこのサービスでは、取引の透明性と信用性を確保し、不正行為を防止する役目を担う。つまり、今回のSWIFTインディアのブロックチェーンシステムのテストは、大々的な仮想通貨取引を禁止しているインドのシステムへの新しいアプローチだと言える。

 

SWIFTがSWIFTgpiを世界的に展開する場合、インドの金融機関においても同システムを使用することになる。しかし、インドにおけるブロックチェーン技術は進んでいるとは言い難い。もちろん、インド政府も分散型台帳やブロックチェーンにおける研究に対しては前向きであり、2018年9月には5ヶ国で覚書を承認している。

 

SWIFTがSWIFTgpiの開発を発表したのもつい最近のことであり、ブロックチェーンに対する世界的な開発競争は激化しているのが現状だと言えるだろう。今回のインドにおけるSWIFTの取り組みもインドの金融市場が世界経済から置き去りにされない為の手段の1つだという見方も出来る。

 

もちろん、SWIFTだけでなくStellarやRippleの取り組みも金融機関に変化をもたらすものであり、今後もブロックチェーンを使用した送金や新しいシステムの構築は行われていくと予想される。

 

そのうえで、インド政府がどこまでブロックチェーン技術に対して力を入れるのかは未だ不明であるものの、発展途上国の中でも飛びぬけた経済成長率をほこるインドの経済に焦点を当てるブロックチェーン技術は今後も増加していくだろう。