ロシアのカペルスキーは、大手のインターネットセキュリティ会社だ。PC のセキュリティソフトなどでは、ウイルス対策ソフトの販売会社として非常に有名だと言えるだろう。

 

そして、カプリスキーは今回仮想通貨のマイニングに対するマルウェアの新しいレポートを発表した。世界規模のセキュリティ会社が仮想通貨のマイニングに対して見解を示すことは、ブロックチェーンを使用しない今後のセキュリティ対策の目安となる。

 

・カペルスキーのレポート内容について

2018年11月28日、カペルスキーは、仮想通貨のマイニングに対するマルウェアの新しい報告書を発表した。マルウェアは、利用者の意図に関係なく、プライベートな情報や仮想通貨の秘密鍵を抜き出すのに使用される。

 

そして、仮想通貨で多いパターンは、所有者に気付かれずにPC の演算能力を使い仮想通貨を勝手にマイニングするものだ。これはクリプトジャックと呼ばれるサイバー攻撃であり、この場合はユーザーのPC に勝手にソフトをインストールすることが多い。

 

仮想通貨の価値は、2018年に入り2017年の価格と比較した場合、停滞と言える状況にある。しかし、ユーザーや投資家は、一定数の取引を行い続けていることから、ハッカーやサイバー攻撃の対象になりやすいという事実は変わらない。

 

そして、18年はクリプトジャックがブームともいえる攻撃手法となり、全体の5パーセント以上を占めている。また、クリプトジャックは、感染した場合、ユーザーが気づくことが難しい。そのため、取引所への攻撃よりも個人に対する攻撃を強めた方が、有効な攻撃手段となり得ることを多くのサイバー犯罪者が知っているということになるだろう。

 

今後、クリプトジャックによる犯罪はより増加する可能性がある。取引所が体制を強化していることや分散型取引所の増加が見込まれる為だ。そして、技術のない一般ユーザーにとってサイバー犯罪者の攻撃を防ぐ術は非常に限られている。

 

ロシアなどでは、サイバー攻撃を防ぐ手段としてネットワークをブロックチェーン技術で監視するという案もあるが、どのようにして検知し防いでいくかはまだ決定されていない。

今後のサイバー攻撃とセキュリティの体制がどうなっていくのか、よく見極めていく必要がある。