米ニューヨークに拠点を置く新たな仮想通貨取引所「LGO Markets」は4日、機関投資家向けの新たな口座を開設したことを発表した。また、スイスでは5日からイーサリアムに連動したETP取引が開始された。


LGO Marketsが機関投資家向けの現物取引

LGOが開始する機関投資家に限定したビットコインの現物取引は、これまでの事例が少なく業界から注目を浴びている。また取引方法も珍しく、LGOは自社でカストデイサービスを提供していない。その代わり、顧客(機関投資家)はマルチシグを利用し秘密鍵を保有する。秘密鍵は計3つになり、1つは顧客、2つ目はLGO、そして3つ目は清算機関であるスイスAltcoinomy社が保有することになるとのこと。このシステムを用いることで、取引の透明性と顧客の信頼を高める狙いがあるという。また、LGOでの取引は全てブロックチェーン上に記載され、いわゆる分散型取引所(DEX)の一面も持ち併せている。ルノーダンCEOは、クアドリガCX(創業者が急死し仮想通貨が引き出せなくなった取引所)のように顧客が資金を引き出せなくなることはなくなるとコメントしている。LGOでは現在、10の機関投資家から申し込みがあり、56社が検討中とのこと。コインデスクが報じたところによると、4日から口座開設と送金がすでに可能で、11日からは現物取引も開始されるとのこと。また、取引が始まることにより、市場に影響があるかも注目されている。


スイスではイーサリアムに連動したETPが開始

スイス大手証券取引所SIXでは5日からイーサリアムに連動したETP(上場投資商品)の取引が開始されている。同取引所では昨年11月、複数の銘柄で構築されたETPの取引を開始。世界的にみて大手証券取引所に上場される仮想通貨ETPは少なかったため注目を浴びた。ETPは先物やETF同様、特定の指標に連動する金融商品のこと。SIXは今後、LGO Marketsと同じく、取引にブロックチェーンを導入した「シックスデジタル取引所(SDX)」も立ち上げ予定だ。