クレジットカード大手のVISAとマスターカードは、4月に手数料の値上げを行うことを発表した。この値上げは金融機関向けとされているが、市場全体として一般利用者が影響を受ける可能性も決して少なくはないため、懸念が広がっている。しかし、その反面仮想通貨には良い影響を与えるのではないかという考察も見られる。

 

値上げの影響

 

VISA広報担当の説明によれば、4月に行われる手数料の値上げはそれぞれに加盟する銀行を対象としたもので、加盟店や一般利用者に対してのものではないとしている。今回値上げの対象となるのは、カード決済の処理の際にカード会社が金融機関に対して請求する手数料「インターチェンジ・フィー」と呼ばれるのもだが、金融機関側の判断によっては、手数料の増加によるしわ寄せが加盟店や一般利用者へ連鎖していく可能性も否定はできない。

 

仮想通貨には良影響か

 

一方、一部の仮想通貨コミュニティではクレジット会社の手数料値上げによって消費者への影響が出れば、代替手段として仮想通貨が普及しやすくなり、市場に好循環をもたらすのではないかという声も上がっている。

VISAやマスターカードでは、商品、サービス価格のうち2.5%が手数料として支払われる。それに対し、2019年2月現在のビットコインの決済手数料は平均で0.02ドルとなっており、コスト削減の点で非常に優位になっている。さらに、様々な技術面での改良により、そのコストは年々減少傾向にあると言う。

 

これらのことから、今回の値上げによる影響が加盟店や消費者にも波及した場合、ビットコインやリップルなどをはじめとする仮想通貨が、代替手段として決済に使われる可能性も高いと指摘されている。