米大手取引所コインベースは7日、31種類のアルトコイン上場を検討していることを発表した。以前は取り扱い通貨に関して厳密な体制をとっていたが、今年から運営方針に変化が見え始めている。


コインベースが31種類のアルトコイン上場を検討

コインベースは公式ブログで、リップル(XRP)、EOS、カルダノ、ネオといった主要なアルトコインの上場を検討していると発表した。ただ「新たな資産として追加するためには、技術とコンプライアンスの双方から詳細な説明が必要になる」として確定したわけではない旨を述べている。特にこの中でも注目なのがリップルだ。現在、米国ではリップルが有価証券にあたるとの議論があり、コンプライアンスを遵守するコインベースでは署名活動といったユーザーのニーズはあるものの、取り扱いがない。


コインベースの動向

コインベースは、バイナンスと同じようにその規模から世界的に影響のある仮想通貨取引所であり、フィンテック企業だ。以前は、先に述べたようにコンプライアンスを遵守した運営だったが、今年の秋から運営方針に変化が見え始めている。9月にはブライアン・アームストロングCEOが「仮想通貨版ニューヨーク証券取引所を目指す」と発言。将来的に多くの仮想通貨を上場する旨を語った。その他の動向としては、直近でアンドロイド、iOSの取引所アプリでZキャッシュ(ZEC)のサポートを開始。アルトコインの取り扱いを順調に拡大している。11月末、機関投資家向けにOTC(店頭取引)トレーディングデスクを設立した。これにより、機関投資家は取引所を介さず、ユーザー同士で直接取引をおこなうことが可能になるという。また、今年7月に開始した仮想通貨保管サービス「コインベースカストディ」との統合も注目を浴びている。このように、コインベースは現在専門家から注目を浴びている機関投資家の入り口としてもその動向が注目を浴びている。低迷を続ける現在の市場において、引き続きコインベースのサービスには注視すべきものがあるだろう。