GMOインターネットグループで、主に電子認証サービスを提供しているGMOグローバルサインは28日、仮想通貨マイニングソフトウェア「クリプトノッカー」の発売を開始した。


世界最高速のハッシュレート

GMOグローバルサインが発表したところによると、クリプトノッカーは世界最速のハッシュレートを実現するマイニングソフトウェアだ。ただ、検証済みなのは仮想通貨Zcashのみだという。クリプトノッカーの利用者は報酬の98%を受け取り、残り2%は利用料としてクリプトノッカーのウォレットに振り込まれる。GMOグローバルサインはこれを機に仮想通貨事業に参入するとのことだ。


GMOグループの直近の動向

GMOグループが運営する仮想通貨取引所「GMOコイン」は着実にサービスを拡大しており、取引以外の仮想通貨事業にも積極的である。今月、GMOコインは「取引所」の開設を発表。従来、GMOコインと顧客の間で取引が行われる「販売所形式」に加え、顧客と顧客がGMOコインを媒介して取引をおこなう「取引所形式」の取引を開始した。口座の開設状況も増加傾向にあり、8月にGMOフィナンシャルホールディングが開示した情報によると、前月比5.4%増でおよそ18万3000口座が開設されているという。また、今回発表されたマイニングソフトウェアとは別に、独自で開発したマイニングマシン「GMO miner B2」の販売も予定している。「GMO miner B2」は、ビットコインとビットコインキャッシュに特化したASICであり、他社製品と比較して最大20%のコスト削減、作業時間と設置スペースも半分で済むとのことだ。「GMO miner B2」は10月末から出荷予定。今年は、コインチェックをマネックスグループが買収、6月にはSBIグループが仮想通貨取引所を開設した。昨年と比べ、従来の大手証券会社が仮想通貨事業に参入した年でもある。今後、楽天やLINE社といった企業の参入も予定されており、業界の競争はますます激しくなることが見込まれている。そんな中、マイングマシンやソフトウェアの販売を行っているGMOグループの動向が注目されている。