先日、我々はウォレットとは何なのか及びそれの分類比較を説明したが、今からウォレットを深く解析する。ウォレットを使用する際に、我々は必ずこのいくつかの名詞を把握しないといけない、即ちアドレス、パスワード、プライバシーキー、ニーモニック、Keystore。もしそれを把握できていない場合、資産の損失を齎す可能性がある。より分かりやすく把握するために、我々は銀行の口座を使用して比較を行う(本文はエテリアムウォレットを例とする)

アドレス=銀行口座番号

パスワード=キャッシュカードの暗証番号

プライバシーキー=銀行口座番号+キャッシュカードの暗証番号

ニーモニック=銀行口座番号+キャッシュカードの暗証番号

Keystore+パスワード=銀行口座番号+キャッシュカードの暗証番号

Keystore≠銀行口座番号

一、定義と用途

1、アドレス

アドレス=銀行口座番号

 ウォレットを作成した後に、Oxから始まる42桁の文字列が生成され、この文字列こそはウォレットのアドレスである。一つのウォレットは一つのウォレットアドレスに対応して、アドレスは唯一で変更不可である、つまり、一つのウォレットの中の全てのトークンの振込みと入金のアドレスは同じである。例えば、一つのウォレットのETHの入出金のアドレスはEOSの入出金のアドレスと同じである。この点は取引プラットフォームと異なり、プラットフォームでのトークンにより通常入出金アドレスは違う、なので、トークンを取引プラットフォームに振り込む前に必ずアドレスをよく確認しないといけない。

用途:デジタル通貨の入出金に使用される、我々が銀行口座を通じて他人に振込み或いは他人の振込みを受けるのと類似している。

2、パスワード

パスワード=キャッシュカードの暗証番号

ウォレットを作成する際に、パスワードを設置する必要がある、このパスワードは通常少なくとも8桁以上の文字(アルファベット数字と符合を含める)が必要、安全を考慮して、パスワードはなるべく複雑に設置したほうが望ましい。パスワードは変更或いは再設置が可能、パスワードを変更するには二つの方法があり、一つは元のパスワードを入力して変更する;二つはニーモニック或いはプライバシーキーを利用してウォレットを改めてインプットして、新しいパスワードを設置する。

3、プライバシーキー

プライバシーキー=銀行口座番号+キャッシュカードの暗証番号

ウォレットを作成した後、パスワードを入力すればプライバシーキーをアウトプットすることができる、このプライバシーキーは表示されるプライバシーキーであり、64桁の文字列により組成され、一つのウォレットに一つのプライバシーキーしかなく、しかも変更不可である。通常、一つのウォレット中のプライバシーキーと公共キーはペアで現われる。プライバシーキーがあれば、我々は楕円曲線乗法という一方方向暗号化関数を使用して、公共キー(K)を生成することができ、一方方向の暗号化ハッシュ関数を使用して、ビットコインのアドレス(A)を生成させることができ、このプロセスは何れも逆行不可である。プライバシーキーを必ずきちんと保管して、他人に知られていけない、さもなければ他人はプライバシーキーを通じてウォレットにあるトークンを窃取することができる。

プライバシーキー、公共キー、アドレスの関係 画像の出所:インターネット

4、ニーモニック

ニーモニック=銀行口座番号+キャッシュカードの暗証番号

ニーモニックはプライバシーキーのもう一種の表現形式であり、ニーモニック=銀行口座番号+キャッシュカードの暗証番号。

ニーモニック=プライバシーキー。その主要目的はユーザーがもっと自分のプライバシーキーを覚えやすくためである。ウォレットが作成された後、バックアップのニーモニック機能が現われる、バックアップニーモニックを選択して、パスワードを入力すれば、12個の単語が現われ、単語の間にスペースが入っており、これこそはニーモニックである。一つのウォレットに一つのニーモニックしかなく、しかも変更不可である。

 用途:ニーモニックはプライバシーキーと同様な機能があり、ウォレットをインプットする時に、ニーモニックを入力してパスワードを改めて設置すれば、ウォレットにアクセスできて、このウォレットのコントロール権を取得でき、このウォレットにあるトークンを移すことが可能である。もし自分のニーモニックを漏洩してしまえば、何も秘密がなくなる。

ご注意:主流のエテリアムウォレットimTokenのニーモニックは一回しかバックアップできず、バックアップ後、ウォレットに二度と現われることがなくなるので、バックアップ時にノートで記録しておくことをお勧めする。

5、Keystore

Keystore+パスワード=銀行口座番号+キャッシュカードの暗証番号

Keystore≠プライバシーキー

Keystore+パスワード=プライバシーキー

 Keystoreはプライバシーキーではなく、エテリアムウォレットに良く見られる。通常はエテリアムウォレットを作成した後に、Keystoreのバックアップが要求され、パスワードを入力した後に、現われた文字列こそはKeystoreである。Keystoreの本質は暗号化された後のプライバシーキーであり、必ずウォレットのパスワードを合わせて使用しないといけない。

用途:ウォレットをインプットする時に、公式ウォレットを選択して、Keystoreとパスワードを入力すれば、ウォレットにアクセスできる。説明しないといけないのは、これはプライバシーキー或いはニーモニックを使用してウォレットをインプットするのと違って、プライバシーキー或いはニーモニックを使用した場合、パスワードの必要がないのである。

二、如何にウォレットの情報を取り戻すのか

 現実の世界で、もし銀行のキャッシュカードが紛失して、或いはパスワードを忘れた場合、銀行に行けば取り戻すことが可能。だが、脱中心化の世界においては、ウォレットの情報を失えば、誰も取り戻してあげることができない、ウォレット会社であっても不可能である。なので、必ず自分のウォレット情報をバックアップしないといけない。もし一部のウォレット情報を失った場合、下記方法を通じて取り戻すことができる:

パスワードを失った場合:プライバシーキー、ニーモニックを使用して、ウォレットをインプットしてパスワードを再設置することができる。注意しないといけないのは、パスワードを失うと、Keystoreもその役割を失ってしまう。

プライバシーキーを失った場合:ウォレットが削除されていなく、パスワードも忘れていない限り、プライバシーキーを再度アウトプットすることが可能。もしウォレットが削除された場合、ニーモニック或いはKeystore+パスワードを使用して、ウォレットをインプットして取り戻すことが可能。

ニーモニックを失った場合:プライバシーキー或いはKeystore+パスワードを利用して、ウォレットをインプットして改めてニーモニックをバックアップすることができる。

Keystoreを失った場合:ウォレットが削除されておらず、パスワードも忘れていない限り、改めてKeystoreをバックアップすることができる。ウォレットが削除された場合、プライバシーキー、ニーモニックを通じて、ウォレットをインプットしてKeystoreを改めてバックアップすることが可能。

三、ウォレット情報を漏洩した結果

ウォレットの情報をバックアップするのと同時に、ウォレット情報の漏洩も防止しないといけない。もしウォレットの情報が漏洩した場合、どんな結果を齎すのか?

パスワードが漏洩した場合、問題がない。

Keystoreが漏洩したが、パスワードが漏洩していない場合、問題がない。

アドレス+パスワードが漏洩したが、携帯さえ紛失されていない場合でも、問題がない。

プライバシーキーが漏洩すると、他者はウォレットにアクセスして、トークンを移し出すことができる。

ニーモニックが漏洩した場合、他者はウォレットにアクセスして、トークンを移し出すことができる。

Keystore+パスワードが漏洩した場合、他者はウォレットにアクセスして、トークンを移し出すことができる。

 以上によって、「プライバシーキー、ニーモニック、Keystore+パスワード」のうち、もしどれか一つの情報が漏洩した場合、他者はそのウォレットのコントロール権が獲得的、ウォレットにあるトークンを移すことが可能になる。なので、「プライバシーキー、ニーモニック、Keystore+パスワード」は絶対に漏洩してはならない、もし漏洩した可能性を発覚した場合、直ちにウォレットにあるトークンを移して確保しないといけない。