20日午前10時ごろ、韓国の大手取引所ビッサムがハッキング被害にあった。公式ツイッターで発表され、被害総額はおよそ33億円という。これを受けて仮想通貨市場は急落したが、影響は限定的だった。

 

 

・韓国大手取引所ビッサムでハッキング

公式のツイッターアカウントによると、ハッキングによる被害はおよそ33億円だという。ハッキングされた仮想通貨は複数で、イーサリアム、リップルなどがある。顧客の仮想通貨はすでにコールドウォレットに移され、被害にあった仮想通貨はビッサムが全額補償することもすでに発表された。一部報道では、16日からシステムに異常があったという。ビッサムは同日早朝から緊急メンテンナンスを実施しており、ネットのユーザーの間ではこの頃から仮想通貨がすでに流出していたという指摘もある。

 

 

・一時は急落も影響は限定的か

このことは、ウォールストリートジャーナルといった国際的な主要メディアで報じられた。コインマーケットキャップによると、ビッサムの取引量は世界第6位となっている。公式ツイッターで発表があった20日午前10時頃には、仮想通貨市場が急落し、ビットコインは一時2%近く下落している。世界的な取引所でのハッキングはショッキングなヘッドラインであったが、被害総額は33億円と他のハッキング被害と比較すると少ない。2018年1月、コインチックで起きたネムハッキング事件の被害総額は580億円だ。20日のビットコイン市場は急落した後、小動きとなり、ニューヨーク時間(21時)に入ってからは値を戻している。

 

 

・韓国政府が事件の調査に着手

聯合ニュースによると、韓国政府は今回のハッキング事件の調査を開始した。韓国では今月初めにも取引所コインレールでハッキング被害があったばかりだ。今年1月から3月にかけては、科学技術情報通信部も仮想通貨取引所への調査を進めている。韓国21カ所の仮想通貨取引所は、ほとんどでセキュリティに脆弱性があることを確認したという。