29日未明から仮想通貨市場は下落した。昼過ぎには一時、65万円を割り込む局面もみられ、今年2月に記録した年初来安値のレベルを割り込むかが指摘されている。しかし、30日に入り、本稿執筆時点でビットコイン市場とその他のアルトコイン市場も急騰している。

 

 

30日に朝に急騰

仮想通貨市場が急騰している。30日朝6時頃からビットコインは1時間のうちに、65万円から70万円手前まで急騰した。ビットコインキャッシュは10%近い急騰、その他のアルトコインも5%~8%程上昇している。なお、本稿執筆時点で主だった報道はされていない。

 

 

25日~29日の仮想通貨市場

今週は仮想通貨市場にとって厳しい週となった。ビットコインは65万円前後で推移していたが、このレベルは今年2月6日につけた最安値のレベルである。多くの専門家は重要なサポートにさしかかっているとし、この水準を割り込むと、一段安の展開になるとの指摘も多い。

 

 

投資家たちに注目されている価格帯

先日CNBCに出演したファンドストラッド社のアナリスト、ロバート・スリマー氏は5800ドル~6000ドルが「大事なストップロス」になっていると指摘した。ストップロスはトレーディングの際、投資家たちが損失を限定するために、持っている買いポジションを清算することである。株や為替などでも、ストップロスを下回ると売り注文を誘発し、価格が雪崩的に下落することは頻繁にある。

 

 

ビットコイン65万円のサポート

年初来、この65万円の近辺は幾度となくサポートされてきた。今年2月以降、3月末から4月頭にかけてもビットコイン市場は70万円を割り込むが反発し、4月中は100万円を越え価格が回復した。一部ではこの価格帯に入ると「クジラ」と呼ばれる大口投資家の買いが入るという指摘もある。直近では、3月と同じように、65万円を下回ることなく上昇していけるかが投資家たちの関心の的になるだろう。ロバート・スリマー氏いわく、価格が70万円(6300~6400ドル)を越えていけば、再び上昇する余地はあるという。