仮想通貨は、多くの仮想通貨取引所ではハッキングなどで損害があった場合補償されない。日本でも、ハッキングによって仮想通貨が失われた事件はあったが、補償されたのは、法定通貨によるものだった。

 

しかし、今回アメリカのキングダム・トラストが提供する仮想通貨の保管プラットフォームではロイズによる保険が提供されることとなった。

 

・ロイズによる保険の内容について

2018年8月28日、イギリスの保険会社であるロイズはアメリカの仮想通貨保管プラットフォームに対して、保険業務を開始すること発見した。

 

ロイズは、設立から300年以上を誇る大手保険企業であり、200ヶ国以上で活動している。保険による保証においては確実な信頼性があると言っても過言ではない。

 

そして、ロイズからの保険サービスの提供を受けるキングダムは、電子資産の保護を目的に仮想通貨の預かりサービスを提供する。キングダムの仮想通貨預かりサービスも、アメリカの規制当局から規制を受けたうえで、ロイズの保険サービスを使用していく。

 

つまり、今後ロイズとキングタムの提携によって大手企業による仮想通貨の保険サービスの提供がさらに一般化する可能性がある。もっとも、仮想通貨の多くは大きく変動するものであり、保険が適用される範囲は課題となるだろう。もちろん、ブロックチェーンや分散型台帳を用いた管理であれば変化のあったタイミングを追うことは難しくない。そのため、ロイズとキングダムの取り組みは、今後も注目度が高いと言える。

 

・仮想通貨と保険サービス

仮想通貨は、国に認められた通貨ではない。あくまで企業や個人が作り出した電子上の存在である。しかし、仮想通貨は、法定通貨と交換が可能であり、一定の価値を保有している。

 

仮想通貨に対して保険サービスが定着しないのは、仮想通貨の価値変動の幅があり過ぎる為だ。そのうえで、ロイズの保険サービスでは、どのように支払い額が算定されるかは不明である。しかし、大手保険会社が仮想通貨サービスに対する保険業務を開始したことは業界にとってプラスと言えるだろう。