米国の大手取引所コインベースが、証券ディーラー3社の買収について、SEC(米証券取引委員会)とFINRA(金融取引業規制機構)から承認を得た。17日のブルームバーグが報じている。


米コインベースの証券ディーラー買収が承認へ

コインベースは、6月6日に証券業者であるキーストーン・キャピタル、ヴェノヴェテ・マーケットプレース、デジタル・ウェルスの3社の買収を発表していた。今回、その買収がSEC、FINRAに承認されたことにより、連邦規制当局のもと、有価証券に該当する仮想通貨(トークン)の提供が可能になる。これにより、コインベースは、ブローカーディーラー業(BD)、代替取引システム(ATS)、投資顧問業(RIA)の3つのライセンスを取得する、米国で初めての仮想通貨取引所となった。


米国の仮想通貨規制と市場に大きな影響を及ぼすか

これらの動きは仮想通貨取引を健全化し、投資家保護や市場への資金流入を引き起こすとの声が多い。また、仮想通貨の有価証券への分類はもはや終わりを意味するものではなく、米国のICOが第一に目指すものはコインベースへの上場だと指摘する専門家もいる。コインベースは直近で、カルダノ(ADA)、ベーシック・アテンション・トークン(BAT)、ステラルーメンズ(XLM)、ジーキャッシュ (ZEC) 、ゼロエックス(ZRX)などの上場を検討することを発表しており、今後コインベースの動向が仮想通貨の価格に与える影響は大きくなるだろう。買収を発表した時、CEOアシフ・ヒルジ氏は以下のように述べた。


「米国で認可されたブロックチェーン証券取引所になるための道に立ったことを発表できて、とても嬉しい。コインベースだけでなく、すべての仮想通貨エコシステムにとって重要な瞬間だと確信している」


同社は日本への業界進出もすでに発表しており、機関投資家向けの管理サービスなどトピックが絶えない仮想通貨企業だ。今後も、その動向からはしばらく目が離せそうにない。