17日、ナスダック(Nasdaq)公式の発表で、スウェーデンに拠点を置くフィンテックプロバイダー「Cinnober」を買収する計画があるのを明らかにした。


ナスダックがCinnober買収を計画

Cinnoberは1998年に設立され、スウェーデンを拠点とし、主にリアルタイムの清算ソリューションを、ブローカー、証券取引所、清算機関などに提供している企業だ。今年、7月にはカストデイサービスを提供しているBitGoとも提携を果たしている。BitGoは先週、サウスダコタ州の銀行部門からカストディアンとして初の認可を受け話題となった。


メディアではナスダックの仮想通貨業界進出が話題に

今回は、公式ではCinnober買収計画が発表されただけだが、メディアの中ではBitGoとも提携を果たしているCinnoberの買収は、ナスダックが仮想通貨市場へ参入する準備との憶測が多くある。今回の買収に関し、ナスダックCEO、アデナ・フレッドマン氏は以下のようにコメントしている。

「Cinnoberの持つ技術と私たちの市場技術の統合は、ナスダックの業務を広げると見ている。今回の買収は私たちがグローバルな市場運営者へ、より適切なインフラを提供し、その結果、ナスダックは新たに成長するビジネス分野へ業務を拡大することができるだろう。」

あくまで、フレッドマン氏は「新たに成長するビジネス分野」と発言し、「仮想通貨」という言葉は用いていないが、ナスダックは7月、ジェミニや仮想通貨関連企業との非公開会合を開いたことがすでに報じられている。多くのメディアでナスダックの仮想通貨市場参集がささやかれているのは、水面下でナスダックが仮想通貨取引における何らかの動きをしているからだ。また、過去にフレッドマン氏は、「規制が整えば仮想通貨市場に参入する」という旨の発言をブルームバーグでしている。世界2位の規模を誇る証券取引所が仮想通貨市場へ参入すれば、業界がますます発展する期待もある。今後もナスダックと仮想通貨取引における動向は、メディアの注目の的となるだろう。