世界最大手の証券取引所NYSE(ニューヨーク証券取引所)、その親会社であるICEが運営をスタートする「Bakkt」が、ビットコイン先物取引に関して発表した。専門家の中にはBakktを市場の強気材料と指摘するものも多く、注目が集まっている。


Bakktがビットコイン先物サービスを発表

仮想通貨プラットフォームBakktは25日、同社の最初の提供商品となるビットコイン先物サービスの発表をおこなった。以前から、先物サービス開始については言及されていたが、正式にサービスの詳細がされたのは今回が初である。それによると、対応する法定通貨は、米ドル、英ポンド、ユーロの3種類。先物はビットコイン現物受け渡しであり、顧客が先物契約を結ぶと、先物の指定受渡日にビットコインが入金されるという。


多くの専門家がBakktに注目

専門家の中には、ビットコインETFよりもBakktが仮想通貨市場最大の強気材料とみるものもいる。ビットコイン現物受け渡しによる先物取引は、CBOE(シカゴオプション取引所)やCME(米シカゴ先物市場)とは異なる。また、Bakktはすでにマイクロソフトとスターバックスと提携し、仮想通貨決済に関する事業の計画も発表している。これらは機関投資家の資金を市場に呼び込むだけではなく、仮想通貨をメインストリームに押し上げる最初のプラットフォームとしての期待が高い。Bakktの立ち上げが発表された際は、仮想通貨投資会社BKCMのCEO、ブライアン・ケリー氏が「今年一番のニュース」と絶賛。ファンドストラッド社CEO、トム・リー氏もビットコインETFを超える材料との見解を示している。事前の発表では、Bakktが提供する現物受け渡しの先物は早くて11月にも始まるとのことだ。直近では、VanEck/SoildX版ETFの可否判断が注目されているが、Bakktの動向も注視すべきだろう。年最後の四半期から来年へ向けて、仮想通貨市場に資金を呼び込むトリガーとして、メインストリームに押し上げるプラットフォームとしての役割を果たすのか注目である。