カナダの投資信託会社「First Block Capital」CEO、シーン・クラーク氏は、CNNの取材に答えている。クラーク氏はそこでカナダがブロックチェーンに積極的な理由を述べた。


カナダはブロックチェーンに寛容的

仮想通貨の動向を追う上では、中国や米国といった国々がフォーカスされがちだが、カナダのブロックチェーンへのかかわり方は参考にするべきかもしれない。同国のビットコイン投資信託会社CEO、シーン・クラーク氏は、カナダの規制は仮想通貨やブロックチェーンの有益性を理解した上で設けられていると説明し、アメリカの規制と異なると述べた。アメリカでは、現在規制に関する議論が頻繁に行われているが、SEC(米証券取引委員会)の委員からは過度な規制はイノベーションの妨げになるとの声もある。クラーク氏は、カナダが規制に関しオープンな理由に、ジャスティン・トルデュー首相を挙げている。トルデュー首相の狙いは、アメリカの規制に差別化をはかることにより、アメリカや他国の労働力をカナダへ引き込むこととのことだ。


First Block Capitalが投資信託としての地位を獲得

今月中旬には、クラーク氏がCEOを務めるFirst Block Capitalが投資信託としての地位を獲得した。これにより、投資家はキャピタルゲインが非課税になる課税免除預金アカウントや退職金貯蓄プランで運用が可能になり、その取引は当局の規制下で行われる。この発表に関して、最高責任者テジス氏は「First Block Capitalの目標は、仮想通貨資産への投資をより身近にすることだ」と述べている。


過熱する規制に関する議論

カナダのような事例は、世界的にみてもまれであり、クラーク氏がいうように同国がブロックチェーンに対し寛容的であることがわかる。国内では、先日金融庁に認可された取引所「Zaif」がハッキング被害にあったばかりだ。アメリカでは現在まさに規制に関する議論が行われている最中だ。カナダのようにブロックチェーンに寛容な国が、過熱する規制への議論に答えを出せるだろうか。