HTC社のEXODUSは、ブロックチェーン技術を使用した次世代スマートフォンで、ブロックチェーンフォンと呼ばれている。このデバイスは、Web3.0へ対応した最初のモバイルデバイスとして注目を集めているようだ。

 

このデバイスを使用することで、ユーザーの持つデータを保護し、さらにDApps(分散型アプリケーション)などにも有効に活用することができる。さらに、ビットコインなどの仮想通貨をはじめとする個人の資産の保護も可能になることなどから、スマートデバイスにおけるセキュリティの向上に革命をもたらすデバイスであると言えるだろう。

 

さて、今回カイバーネットワークとの連携が話題になっている背景には、このデバイスの持つ大きな課題が関わってくる。

現在、このデバイスを通じて暗号通貨をやり取りする際には、他のデバイス同様「にサードパーティの取引所を利用する必要がある。高度なセキュリティを備える革新的なデバイスであるにも関わらず、この仕様ではその進化を十分に発揮することはできないだろう。

 

今回、統合されたカイバーネットワークは、その根本的な問題を解決するのに重要なものとなった。カイバーネットワークが統合されることによって、ユーザーはERC20トークンを直接交換することができるようになった。さらに、このプロトコルを他のアプリケーションと連動させることによって、DApps等のサービスの利用も大幅に改善されることになりそうだ。

 

Web3.0が普及していくと、様々なデータが個人で管理され、また、そのデータに非常に大きな価値が生まれることになるだろう。今日でも。ユーザーの持つ様々なデータは企業に集約され、マーケティング戦略やサービス向上のために積極的に利用されているのが現状だ。

ブロックチェーンデバイスとカイバーネットワークの統合は、そうしたデータ主義の社会における一連の流れを象徴する出来事だと言っても過言ではないだろう。