リップルの最近の動きは、非常に活発である。SECによる有価証券か否かという議論はいまだに続いているものの、仮想通貨市場を牽引する存在になりつつあるのが現状だ。また、リップルネットに加え、新しいクロスボーダー取引を加速させるXrapidの本格的な始動が近いとされており、期待感から、リップルの価格は60円台の後半をキープしている。

 

そして、今回リップルはタイのサイアム銀行で、マルチホップと呼ばれる新機能を実装した。

 

・リップルの新機能マルチホップについて

リップルが今回実装するマルチホップは、金融機関が直接やり取りを行わなくても送金が可能になるというものだ。取引の合間に入るのは、サイアム銀行で通貨と通貨のやり取りをスムーズに行うことが目的だ。

 

既存のシステムでは、タイの法定通貨をドルに変換したうえで再度違う国の法定通貨に変換するという仕組みだった。率直に言えば、手数料も高くなったうえにスムーズな取引とは言えない状態だった。

 

今回、リップルが実装するマルチホップは、既存のシステムによるデメリットをあらゆる面で解消する。合間に、リップルが入って変換を行うリップルネットとも異なる仕組みであることから、ASEAN全体にこの機能の導入が広がることが期待されていると言えるだろう。

 

・金融機関とリップル

リップルのブロックチェーンは、既存の金融システムとよく比較される。しかし、リップルとしても既存の金融機関を潰したいわけではない。

 

今後、金融機関では、リップルと同じ分野にステラ、JPモルガンが進出することが既に分かっており、高い確率で競合していくことになるだろう。加えて言えば、異なるブロックチェーンのデータを処理できるブロックチェーン技術は少ない為、使い分けという形になる可能性は高い。

 

もっともブロックチェーンを使用しないデメリットの方がメリットよりも大きいことが軽軽としてわかっている。その為、リップルのマルチホップもASEANだけではなく、世界に対して広げていくだろう。