アリババは、現状、世界で最もブロックチェーン技術に対する特許を多く申請している。つまり、特許を申請するだけの技術力を既に有していると言っても過言ではない。

 

そして、Tron は、スマートコントラクト機能を持つエンタメ機能に特化した仮想通貨だ。ICO においてTron は、大成功を収めており、Dapps の開発も盛んに行われている。

 

その上でアリババとTron が共同して仮想通貨取引所を設立する可能性が浮上した。

 

・アリババとTronの仮想通貨取引所について

アリババは、申請した特許の多さからすると、ブロックチェーンに関連したサービスを世界中で展開する可能性を有している。特許申請数はIBM以上であるものの、現状では世界中に展開しているサービスの多さはIBMの方が勝っている。

 

アリババとしては、仮想通貨に否定的な見解を述べてきたものの、仮想通貨市場の勢いを無視できない状態になっていると見て間違いない。また、アリババは中国の企業の1つとして、政府間との連携も決して軽んじてはおらず、共同して事業を展開するつもりだ。

 

 Tronは、今後、数年単位で仮想通貨としてのアップデートを行っていく。つまり、通貨として分散型取引所をブロックチェーン上に保有する可能性もある上で、通常の仮想通貨取引所を運営する可能性もゼロではない。

 

仮に、アリババとTronが提携を行った場合、中国国内ではなく海外に向けた仮想通貨取引所を設立する可能性が非常に高い。中国の仮想通貨取引は、非常に限定的なものであり、実際に大規模な取引は禁止とされている。

 

もちろん、アリババは子会社を設立する経済的体力も技術力も有している。その為、中国国内をターゲットにするよりも、全世界をターゲットにした新しい仮想通貨取引所という選択肢も経営戦略として十分にあり得る。

 

Tronがどのように仮想通貨取引所に関わってくるのかは不明だ。しかし、Tronが10年単位で進化していく仮想通貨であることから両社は強いシナジーを生み出すことは間違いないだろう。今後のアリババとトロンの動きには要注目だ。