11日、現在主にビットコインのマイニングで主に使われている集積回路ASIC(エーシック)でも利益を上げるのが難しい状況に陥っているのが判明した。また、ソフトバンクはエヌビディア株の売却を発表し、マイニング業界に厳しい追い風が吹いている。


ASICでも収益を上げられるのはわすか2つ

マイニング利益を確認できるサイト「ASICMinerValue.com (AMV)」によると、ビットコインとビットコインキャッシュにおいて、利益を上げられるASICマシンはわずか2つであることが判明した。この2機はそれぞれ今年10月に出された最新モデルで、1日の収益はおよそ0.58ドルと0.21ドルとのことだ。今月3日、ブルームバーグは9月以降に廃業した個人マイニング業者は10万にのぼるという驚きのデータを公表しているが、マイニング業界の痛手はこのようなデータではっきりと実感できるだろう。


ソフトバンクがエヌビディア株を売却

ブルームバーグは12日、ソフトバンクグループが自社で保有しているエヌビディア株を売却したことを報じた。エヌビディアはマイニングの際の半導体を製造している企業で、18年第3四半期決算は市場の予想を下回り、現在株価が低迷している。ブルームバーグが報じたところによると、まだ確定した事実ではないが、来年の早い時期に株式を売却する準備があるという。ソフトバンクはエヌビディアの4位の株主、ただし記事で売却は一部に留まる可能性も指摘されている。


厳しい状況でもデス・スパイラルは起きない?

価格低迷により、このようにマイング業界は大きな痛手を受けている。最近話題になっているのは、マイニング業界が低迷することにより、マイナー達が利益を確保するため、ビットコインを売却したりヘッジしたりすることだ。それにより、価格はさらに下落。このことは「デス・スパイラル」と呼ばれ、市場の売り材料にもなっている。しかし、「マスタリング・ビットコイン」の著者、アンドレアス・M・アントノプロス氏はビットコインの構造上、このようなことは起きないと指摘している。マイナー達は長期的な運用をしているために、短期的な価格の下落の影響を受けないからとのことだ。