19日の仮想通貨市場は4日連続で続伸となった。これにより、メディアのセンチメントも改善してきており、強気の報道が多くみられる。また、上昇の要因は一部でテザー社の懸念が解決したという向きがある。


19日の仮想通貨市場は堅調

ビットコインは4日連続で続伸。終値ベースにておよそ3900ドル前後で取引されている。22時台には一時4000ドルの節目を越えており、5%を越える上昇を記録した。その他のアルトコインも堅調な推移。XRPは10%を越える大幅な上昇となっている。時価総額はおよそ14兆円まで回復。前日と比較して1兆円ほど増加した。


上昇の要因にテザー問題解決とする向きも?

価格上昇要因には複数の指摘がある。一つ目がテザー社の懸念払しょくだ。18日、ブルームバーグは、テザー社が発行するUSDTに相当する米ドルを保有していると報道。独自に銀行取引明細書の再調査を行ったところ、17年9月から18年7月の明細書からテザー社が十分な米ドルを保有していたことが判明したという。しかし、これはブルームバーグが独自に行ったもので、正式な監査法人の調査ではない。完全にテザー社の疑惑を晴らす証拠としては弱いものの、この報道が投資家の安心感につながったとの指摘がある。ふたつ目はビットコインの「難易度調整」だ。ビットコインではマイニングをする際の難易度が定期的に変更されており、それが19日に実施された。このことにより、直近で収益を上げるのが難しいと報道されていたマイナーの状況が改善されたとの向きもある。これまでに、ビットコインの価格が下がるとマイナー達は収益を確保するため、保有しているビットコインを売る必要が生じるという懸念があった。今回の難易度調整はこのような市場の売り圧力のひとつを排除した可能性がある。連日の上昇により、メディアのセンチメントも良くなってきているようだ。本日は、元IMFエコノミストがショートポジションを手仕舞いしたことや、「ブロックチェーンキャピタル」のスペンサー・ボガード氏の強気な発言が伝えられた。