5日から中国の旧正月がスタートした。同国の仮想通貨取引所Gate.ioなどは、旧正月とビットコイン価格に一定の関係性があることを指摘している。


中国の旧正月

旧正月は、旧暦に基づいた中国の正月のこと。春節とも呼ばれている。日本の正月とは時期がずれており、1月28日からシーズンがスタート、最大で3週間ほど休暇をとるものもいるという。日経新聞によると、今年の旧正月は「期間中に中国ではのべ約30億人が帰省などで移動し、過去最高の700万人が海外を訪れる見通し」とのことだ。また、休暇中の人気渡航先として、日本はタイに引き続き2位に選ばれているという。


旧正月と仮想通貨市場

金融市場が年末年始に商いが薄くなるのと同様、仮想通貨取引と関連の深い中国の旧正月期間中は、仮想通貨市場へ影響を及ぼすとみる向きもある。また、取引をしないこと以外に、「赤包(日本でいうお年玉)」や、新年を祝うプレゼントのため仮想通貨を法定通貨へ換金するいわゆる「換金売り」があるとも指摘されている。中国の仮想通貨取引所Gate.ioは先月21日、過去7年間における旧正月期間の前後30日間の値動きなどのデータをまとめたレポートを発表。それによると、旧正月の2~3週間前にビットコインが売却される傾向があるとのことだ。ただ、データに関しては「そこまで明確ではない」とも言及しており、あくまで目安にとどめておいた方が良さそうだ。調査会社Diarが報じたところ、2019年1月の取引高は、17年以来で最低を記録した。旧正月の影響があるのかは定かではないが、直近の相場はボラティリティーが低下しており、ビットコインに関してはシーズンが始まった28日から極めて狭いレンジの推移を続けている。中国の仮想通貨取引は規制により以前よりは活発ではないが、VPNなどの手段を通じて未だに行われているという向きもある。これらのことを踏まえれば、旧正月が終わる2月中旬からの相場動向は念のため注目しておいた方が良さそうだ。