2018年11月15日、BCH はかねてより対立していた2つの開発グループによって2つの通貨に分かれることになった。1つはABC、もう1つはSVだ。

 

その上で、仮想通貨取引所であるクラーケンは、BCHに関する2つの仮想通貨のサポートを発表し、SVに対して顧客に注意喚起を行った。

 

・BCHとクラーケンの対応

 BCH は、BCH の開発チームの内輪もめによってハードフォークを通じて分離した。その為、BCHの価値は下落しており、通貨としても現在は、どうなるかわからない不安の方が大きい仮想通貨となってしまった。

 

また、単純に2つにわかれ、それぞれの方針に従って仮想通貨の開発を進めていくのなら、さほど問題はなかった。しかし、今回の分裂では、SV側がABC側を徹底的に攻撃していくと分裂前から宣言しており、SVが犯人なのかは不明だが実際に攻撃とみられる行為も発覚している。

 

注意点として、ハードフォークによって分岐して仮想通貨に対して攻撃を行うというのは、ユーザーや投資家を無視した行為であり、許されるものではない。市場に対して不安を与えた上で、その手段はハッカーと変わらないからだ。

 

そして、相対的に内外の評価が著しく下がりつつあるBCHを今後、主要な決済手段として使用していくという未来は想像しにくい。長期的に見れば、対立は落ち着く可能性はあるものの、ネットワークに対する大々的な攻撃手法をSV側が有しているということは、BCH全体のリスクにしかならない。

 

仮想通貨取引所であるクラーケンもBCHSVに対しては、通常の上場審査を通っておらず、ネットワークとしての攻撃を受けた場合、クラーケンとしても対応できないとしている。

 

今回のハードフォークは、ハードフォークを通じて更に対立が激化したものだ。つまり、終結に至るまでには、長い時間を要する可能性があり、他の仮想通貨がBCHの仮想通貨市場での立ち位置を抜き去る可能性がある。加えて言えば、市場としても信頼性のない通貨となった場合、ユーザーや投資家がBCHを選択する理由はないだろう。