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FXのやり方・始め方完全ガイド | 初心者でも失敗しない取引の基本

FXのやり方・始め方完全ガイド | 初心者でも失敗しない取引の基本

FX取引で安定的に利益を出すには、正しい知識とコツの習得が欠かせません。
本記事では、FX初心者の方でもわかりやすいよう、口座開設の手順から、チャートの見方、具体的な取引方法、リスク管理の方法まで、FXのやり方を網羅的に解説します。
この記事を読めば、FXのイロハを一通り学ぶことができるでしょう。

FXのやり方・始め方Step1 | FX口座開設の手順

FX取引を始める際に最初に必要なのが、FX口座の開設です。
FX会社の選び方から口座開設の流れ、少額取引に適した会社の特徴などを順番に解説していきます。

FX会社の選び方 – スプレッド・取引ツール・サポート体制をチェック

FX会社を選ぶ際には、スプレッドの狭さ、取引ツールの使いやすさ、サポート体制の充実度などがポイントになります。

スプレッドとは、売値と買値の差のことで、取引コストに直結する重要な要素です。スプレッドが狭いほど、トレードで得られる利益が大きくなるでしょう。
自分のトレードスタイルに合った会社を選びましょう。

また、取引ツールのチャート機能や注文方法の多様性も重要です。
使いやすいツールを提供している会社を選ぶことで、ストレスなくトレードに専念できます。

さらに、サポート体制の充実度も見逃せません。
初心者の方は特に、わからないことがあった際に適切なサポートを受けられる会社を選ぶと安心です。
問い合わせ方法や対応時間など、事前に確認しておくことをおすすめします。

口座開設の流れ – 必要書類と審査、取引までの時間

FX口座の開設には、個人情報の登録や本人確認書類の提出が必要です。
一般的に必要な情報は、氏名、住所、生年月日、電話番号、メールアドレス、職業、年収などです。
本人確認書類は、運転免許証、パスポート、健康保険証などが該当します。

口座開設申込み後、FX会社での審査に通常1〜3営業日程度かかります。
審査では、提出された情報の確認や、トレード知識に関する簡単なテストが行われる場合があります。

審査に通過すると、口座開設完了のメールが届き、取引を開始できるようになります。

口座開設後は、取引に必要な証拠金を入金します。
入金方法は、クイック入金や銀行振込などがあります。
入金反映までの時間や手数料は会社によって異なるので注意しましょう。

少額から始められるFX会社の特徴と注意点

FX初心者の方や、リスクを抑えたい方におすすめなのが、少額取引に対応しているFX会社です。

少額取引が可能な会社の特徴は、1,000通貨単位など小さい取引単位を用意していることが多い点です。
また、口座開設ボーナスや取引手数料の無料キャンペーンを実施している会社もあります。

少額取引のメリットは、リスクを抑えられることです。
1回の取引単位が小さいほど、損失額を小さく抑えられます。
ただし、1pipsで得られる利益額も小さくなるので、そのトレードオフを理解しておく必要があります。

FX初心者の方は、自分の資金量や目的に合わせて、少額取引に対応した会社を選ぶのも一つの方法です。
ただし、レバレッジは低めに設定し、無理のない資金管理を心がけることが大切です。

FXのやり方・Step2 | 取引の基本とルール

FX口座開設が完了したら、いよいよ取引の方法を学んでいきましょう。
通貨ペアの選び方、注文方法、証拠金とレバレッジの考え方などを順番に説明します。

通貨ペアの選び方 – 初心者におすすめの通貨ペア

FXでは、通貨ペアを選んで取引を行います。
主要な通貨ペアには、以下のような特徴があります。

  • USD/JPY(米ドル/円):取引量が多く、スプレッドが狭い
  • EUR/USD(ユーロ/米ドル):取引量が多いが、欧州時間の影響を受けやすい
  • GBP/JPY(ポンド/円):値動きが大きく、チャンスが多い反面リスクも高い

初心者の方は、まずはUSD/JPYから始めるのがおすすめです。
米ドルと日本円は身近な通貨なので相場のイメージがつかみやすく、取引量の多さからスプレッドも狭めに推移することが多いためです。

通貨ペアの選び方のポイントは、自分が相場観を持ちやすいものを選ぶことです。
また、取引量とスプレッドの関係性も頭に入れておきましょう。

注文方法の種類 – 成行注文、指値注文、逆指値注文を使い分ける

FXの注文方法には、主に以下の3種類があります。

  • 成行注文:すぐにレートで取引する注文
  • 指値注文:指定した価格で取引する注文
  • 逆指値注文:指定した価格で取引する注文(ストップロスに使われる)

初心者の方は、まずは成行注文で取引の感覚をつかむのがおすすめです。
相場状況を見ながら、タイミングを見計らって発注します。
ただし、狙ったレートからズレる可能性もあるので注意が必要です。

指値注文は、「このレートまで来たら買いたい」といったように、事前に取引価格を指定できる注文です。
相場の節目を狙ったトレードに適しています。

逆指値注文は、主にストップロスに使われます。
損失を一定の範囲に抑えたい場合に、自分の許容できる損失幅に逆指値注文を設定しておくことで、相場が急変した際のリスクを和らげることができます。

注文方法は、トレードスタイルや相場状況に応じて使い分けることが大切です。
それぞれの注文方法の特性を理解し、自分に合ったFXの注文方法を見つけていきましょう。

証拠金とレバレッジ – 適切な資金管理とリスク管理の重要性

FXは証拠金取引であり、レバレッジを利用することで証拠金の何倍もの金額を取引することができます。

たとえば、証拠金が10万円で、レバレッジが10倍の場合、最大100万円分の取引が可能になります。
つまり、レバレッジが高いほど、少ない証拠金で大きな取引ができるというメリットがあります。

その一方で、レバレッジの高さはリスクにも直結します。
相場が思わぬ方向に動いた場合、損失額も大きくなりやすいのです。
初心者の方は、レバレッジを低めに設定し、無理のない資金管理を心がけることが重要です。

適切な証拠金管理のポイントは、①証拠金の何%までなら損失を許容できるか、②1回の取引にどれだけの証拠金を使うか、③含み損が出た場合の対処方法を決めておくことです。

また、リスク管理の具体的な方法としては、ストップロスを設定する、1日の取引金額の上限を決める、取引する通貨ペアを絞るなどがあげられます。
自分なりのルールを作ることが大切です。

FXのやり方・Step3 | チャートの見方と分析手法

FXのチャートには、値動きを表すローソク足、移動平均線などのテクニカル指標、トレンドラインなどが表示されます。
ここでは、チャートの見方や分析手法の基本を解説します。

チャートの種類と特徴 – ローソク足、ラインチャート、ポイント&フィギュア

FXのチャートには、以下のような種類があります。

  • ローソク足:始値、高値、安値、終値の4本値で値動きを表現する
  • ラインチャート:終値のみを線で結んで表示する
  • ポイント&フィギュア:値動きの大きさのみに着目して表示する

初心者の方は、ローソク足チャートから始めるのがおすすめです。
ローソク足の各部位の名称や意味を覚えることで、値動きのイメージがつかみやすくなります。

ローソク足は、時間軸によって表示内容が変わります。
長い時間軸では大きなトレンドを見極められ、短い時間軸では値動きの細かい変化を捉えられます。
まずは、1日や1時間といった比較的長めの時間軸から始め、慣れてきたら徐々に短い時間軸も組み合わせるとよいでしょう。

チャート分析では、過去の値動きから、相場の傾向を読み取ることを目標にします。
ローソク足の形や、移動平均線との位置関係などから、相場の勢いや方向性を判断していきます。

テクニカル分析の基本 – トレンド、サポートライン、レジスタンスライン

テクニカル分析では、以下のような概念を使って相場を分析します。

  • トレンド:一定の方向に値動きが継続する状態
  • サポートライン:下落トレンドの下限を示すライン
  • レジスタンスライン:上昇トレンドの上限を示すライン

トレンドは、上昇トレンド、下落トレンド、レンジ相場の3種類に分けられます。
トレンドを見極める際は、移動平均線との位置関係や、高値・安値の推移がポイントになります。

サポートラインとレジスタンスラインは、過去の値動きから引いた水平線です。
相場がこれらのラインに近づくと、反発したり、ブレイクしたりする傾向があります。
サポートラインとレジスタンスラインの引き方を覚えておくと、トレードの参考になるでしょう。

また、トレンドラインは、トレンドの方向に沿って引いた直線で、相場の勢いを見る指標になります。
上昇トレンドなら高値を、下落トレンドなら安値をつないでいきます。
トレンドラインをブレイクすると、トレンドの転換シグナルとなる場合があります。

ファンダメンタルズ分析の基本 – 経済指標、金融政策、政治・地政学リスク

FXでは、テクニカル分析と合わせて、ファンダメンタルズ分析も欠かせません。
以下のような指標や要因が、為替相場に影響を与えます。

  • 経済指標:GDP、雇用統計、小売売上高など
  • 金融政策:中央銀行の金利設定、量的緩和など
  • 政治・地政学リスク:選挙、紛争、テロなど

経済指標は、定期的に発表され、事前の予想値と実際の結果の差が大きいほど、為替相場が大きく変動する傾向にあります。
重要な経済指標をチェックし、発表スケジュールをカレンダーに書き込むなどして、備えておくことが大切です。

金融政策は、通貨の金利差を生み出し、為替相場を動かす大きな要因です。
金利が上がれば通貨の価値が上がり、金利が下がれば通貨の価値が下がる傾向にあります。
各国の中央銀行の動向をフォローしておきましょう。

政治・地政学リスクは、予期せぬ出来事により、短期間で為替相場が大きく変動する可能性があります。
普段から世界情勢をチェックし、リスクに備えておくことが重要です。

FXの具体的な取引の手順・やり方と注意点

FXのチャート分析や取引のルールがわかったら、実際のトレードに移ります。
ここでは、取引の具体的な手順や注意点を解説します。

取引プランの立て方 – エントリーポイントと損切り、利食いライン

FXトレードで勝つためには、取引プランを立てることが不可欠です。
以下の3点を意識しましょう。

  • エントリーポイント:買いか売りか、どのレートで取引するか
  • 損切りライン:最大どこまで損失を許容するか
  • 利食いライン:どこで利益を確定するか

エントリーポイントは、チャート分析で見極めたトレンドや水平線、経済指標の発表などを参考に決めます。
上昇トレンドなら、安値圏でエントリーするなどの基本ルールを作っておくとよいでしょう。

損切りラインは、自分の資金額に応じて、許容できる損失額から逆算して決めます。
「証拠金の○%までなら損失を受け入れる」などのルールを作り、それに基づいてラインを引いておきます。

利食いラインは、値幅と確率のバランスを考えて設定します。
利幅が大きいほど利益は大きくなりますが、到達確率は下がります。
自分のトレードスタイルに合った、バランスのよいラインを見つけていきましょう。

取引プランを立てたら、必ず紙に書き出して、実際のトレードで実行に移すことが大切です。
損切りや利食いは、感情に流されずに、冷静に執行することを心がけましょう。

スマホアプリでの発注方法 – 注文画面の見方と使い方

FXはスマホアプリでも簡単に取引できます。
多くのFX会社が独自のアプリを提供しています。

スマホアプリの注文画面では、通貨ペアの選択、取引数量の入力、注文の種類(成行、指値など)の選択、買いか売りかの選択などを行い、最後に注文ボタンを押して発注します。

スマホアプリのメリットは、いつでもどこでも取引できる点です。
通勤途中や休憩時間など、隙間時間を有効活用できます。
ただし、大事な局面では、できるだけ集中できる環境で取引することが大切です。

また、スマホの小さな画面では、チャートの細かい動きが見づらいことがあります。
PCでしっかりとチャート分析をして方向性を決めておき、スマホではその方針に沿って取引するのが賢明でしょう。

金融経済ニュースとFX相場の関係 – 材料の取り入れ方

FX相場は、金融経済ニュースに大きく左右されます。
トレードでは、以下のようなニュースの影響を考慮する必要があります。

  • 重要な経済指標の発表
  • 中央銀行の金融政策の発表
  • 要人の発言

重要な経済指標の発表日時は、事前に確認しておきましょう。
指標の結果が事前予想を上回れば、その国の通貨が買われる傾向があります。
反対に、予想を下回れば売られる傾向があります。

金融政策の発表も要チェックです。
金利の引き上げや引き下げ、量的緩和の規模拡大や縮小などが、為替相場を大きく動かします。
各国の中央銀行の金融政策スケジュールをこまめに確認しておきましょう。

要人の発言も、相場に影響を与えます。
たとえば、日銀総裁や財務大臣、アメリカの大統領など、大国の要人の発言は要チェックです。
発言の内容によっては、相場が大きく変動することがあります。

ニュースを材料にトレードする際は、事前に情報を整理し、相場への影響を予想しておくことが大切です。
ニュースの種類と相場への影響度を知っておくと、材料の取り入れ方が上達するでしょう。

ニュースによってFXの値動きが荒くなることもあるため、重要なイベントの前後は、リスクを抑えめにトレードすることも肝心です。

FX取引で失敗しないための心構えとコツ

FXで安定的に利益を出すには、適切なマインドセットとリスク管理が欠かせません。
ここでは、FX取引で失敗しないための心構えとコツを解説します。

FXで勝つための資金管理 – 証拠金とポジションサイズの目安

FXで勝つための秘訣の一つが、適切な資金管理です。
以下の2点に注意しましょう。

  • 証拠金の何%までリスクにさらすか決めておく
  • 1回の取引のポジションサイズを証拠金の○%に収める

証拠金の何%をリスクにさらすかは、自分の取引スタイルや許容リスクに応じて決めます。
一般的には、証拠金の1〜2%程度に抑えるのが無難でしょう。

1回の取引のポジションサイズは、取引する通貨ペアのボラティリティ(値動きの荒さ)によって変わります。
ボラティリティの高い通貨ペアほど、ポジションサイズを小さくすることで、リスクを抑えることができます。

また、ポジションを持ち続ける時間が長いほど、ポジションサイズは小さめにすることが賢明です。
取引期間に応じたポジションサイズの目安を知っておくと良いでしょう。

適切な資金管理を行うことで、たとえ負けトレードが続いても、致命的な損失を避けることができます。
FXで長く生き残るために、資金管理のルールを徹底することが大切です。

FXのリスクヘッジ手法 – 両建て、ストラテジーの活用

FXのリスクを抑えるためには、ヘッジ手法を活用することも有効です。
代表的な手法が以下の2つです。

  • 両建て:同じ通貨ペアの買いと売りのポジションを同時に持つ
  • ストラテジー:複数の通貨ペアを組み合わせてリスクを分散する

両建ては、買いポジションと売りポジションを同時に持つことで、為替変動リスクを抑える手法です。
ただし、スプレッドの分だけ損失が出るため、両建ての期間は短めに設定することが望ましいでしょう。

ストラテジーは、複数の通貨ペアを組み合わせて取引することで、特定の通貨ペアに偏ったリスクを避ける手法です。
代表的なストラテジーとして、通貨の強弱を組み合わせたストラテジーなどがあります。

ヘッジ手法は、リスクを抑えるための有効な手段ですが、完全にリスクをゼロにすることはできません。
ヘッジにはコストがかかることも理解しておく必要があります。

FXトレードの練習方法 – デモトレードの活用と取引日誌の書き方

FXの実践で大切なのが、デモトレードの活用と取引日誌の記録です。

デモトレードとは、仮想通貨を使って実際のFX取引と同様の環境で練習できるサービスです。
多くのFX会社が無料で提供しています。

デモトレードでは、実際の資金を使わずにトレードの感覚を掴むことができます。
取引プランの立て方や注文の出し方など、デモトレードで練習しておくべきポイントをマスターしておきましょう。

また、デモトレードから実際のトレードに移行する際は、徐々にポジションサイズを大きくしていくことが大切です。
いきなり大きなポジションを取ると、緊張で冷静な判断ができなくなるかもしれません。

取引日誌は、自分のトレードを振り返るために欠かせないツールです。
トレード記録には以下のような情報を書き込みます。

  • 取引した通貨ペア
  • エントリーポイントと決済ポイント
  • 獲得pips数
  • 取引の理由と反省点

取引日誌を継続的に付けることで、自分の強みと弱みが見えてきます。
勝ちトレードに共通する要因は何かを分析し、負けトレードの原因を突き止めることで、トレードスキルを向上させることができるでしょう。

FXのやり方を習得し、安定した収益を目指そう

FXのやり方を身につけるには、正しい知識と地道な実践が何より大切です。

FX取引のメリットは、24時間取引できること、レバレッジを効かせられること、両建てができることなど、株式投資にはない魅力があります。

一方で、レバレッジ取引ゆえのリスクもあります。
しっかりとしたルールに基づいたリスク管理を行い、資金管理と心理管理を徹底することが欠かせません。

FXで安定した収益を目指すには、チャートの分析力、トレード手法、リスク管理、相場への適応力など、多岐にわたるスキルが必要です。

基礎をマスターしたら、デモトレードで練習を積み、徐々に実践のレベルを上げていくことが大切です。
小さな成功体験を重ねながら、着実にステップアップしていきましょう。

最後に、FXで利益を出し続けるには、トレードを継続的に行い、相場との対話を楽しむ姿勢が何より大切です。
常に学ぶ姿勢を忘れずに、FXのスペシャリストを目指して邁進していきましょう。